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自信を胸にめざす夢舞台 もっと前へ、さらなる高みへ 木造高校
壁を越えるために足りないもの
今年の春、県ベスト8入りし夏のシード権を獲得した木造。県大会は2試合とも二桁安打を記録し、爪痕を残した。
キャプテン・渡邊優豪(3年)は「打撃面で成長が見られた」と話す。昨秋の県大会で敗れて以降、トスバッティングのやり方を変えるなど、力を入れて取り組んできたことが実を結んだ。
一方で、攻守ともに「決定力に欠けた」と渡邊主将。好機でヒット1本が出ず残塁が多かっ
青森高校野球名鑑2022
青森地区 青森高校
学業と野球を両立する伝統校・青森。自主性のある選手が多く、練習メニューはキャプテン・加賀颯太(3年)と各分野のリーダーが話し合って構築しているという。甲子園出場を目標に、ワンプレー、一球の重みを考えて練習してきた。課題となっている投手力はエース不在とはいえ、選手全体の4分の1が登板可能と枚数はある。様々なタイプの投手陣が夏までにどれほど成長できるかが勝負のカギとなりそうだ。
春の悔しさを晴らし、 新たな歴史をつくるとき 八戸工業大学第一高校
撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子
結実の春に見えた課題
今年の春季県大会準優勝の八工大一。惜しくも決勝で敗れたものの、打撃面での収穫があった。力を入れて取り組んできた体づくりやウエイトトレーニング、毎日何千本と積み重ねてきた素振りが実を結び、本塁打を量産。チームは全4試合で6本塁打を記録した。うち3本は田端陸玖(3年)のバットから放たれ、田端個人としては大会打率5割(16打数8安打)の活躍ぶり。長