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あなたが心細く淋しい気持ちになる理由

孤城落日(こじょうらくじつ)
→ 心細く淋しい気持ちのたとえ。

なぜ心細く淋しくなるのか、考えたことがあるだろうか。

人生は短いとはいえ、様々な出来事が起きてしまう。

そんな人生においては、心細くなったり、寂しくなったり、不安になることがあるのは仕方のないことだ。

ということで、そんなことは考えても意味がないとしてしまうのは簡単だ。

けれども、やはりここは心細く淋しい気持ちになる理由を少しでも探して、遠ざけることができるのであれば遠ざけるようにした方がいいだろう。

心細く淋しい気持ちになる理由

とまあ、仰々しく書き始めたのではあるが、結論は出ている。

心細く淋しい気持ちになるのは、時間を持て余しているからである。

そういうことを考えてしまう無駄な時間があるから、余計なことを考えてしまうというわけだ。

人間は1人では生きていけないことを本能的に知っているので、普段はなにも考えていなくても、ふと時間が生まれて考えごとをしてしまうと、ほとんどの人がネガティブな思考になるという。

あなたはずっと1人でいると、誰かに会いたくなったり話がしたくなったりするのではないだろうか。

それはごくごく自然なことで、なにも間違っていないのだが、そんな1人の時間があまりに長く、誰とも会えず、誰とも話ができない環境だとしたら、ポジティブでいられるだろうかと考えて欲しい。

言葉ではポジティブでいられると回答する人もいるかもしれないが、おそらく実態は違ってくるという人がほとんどだと思う。

それほどまでに、人間の思考というのは、実はかなりネガティブよりに働くようになっている。

余談だが、保険や結婚というビジネスもそんなネガティブな思考を補填しようという発想が根底にあり成り立っているビジネスだ。

心細く淋しい気持ちになること

勘違いして欲しくないのだが、私は別に心細く淋しい気持ちになることを悪だとは捉えていない。

人間なので当然私もそういった気持ちになることはあるし、とても自然なことだと思う。

けれども、極端に心細くなったり、淋しくなったり、不安や心配になることが多いという人は、やはり問題だと思う。

というのも、ネガティブな思考が先行すると、どうしても結果もネガティブな方向に行きがちだからだ。

なので、切り替えることも重要だし、そもそも心細くなったり、淋しくなったり、不安や心配になることを少なくするという状況に持っていった方がいいということを主張している。

となると、なぜそういう思考になっているのかを分析して、遠ざけなければならない。

その答えが、時間を持て余していて、故に無駄なことを考えると自然とネガティブ思考になってしまうというわけだ。

心細く淋しい気持ちから離れる方法

ネガティブ思考が続くと、それは行動が制限されてしまうことに繋がることが最大の悪だと私は思っている。

つまり、やりたいことがあってもなにかしらのできない理由をつけるようになって、行動を勝手に制限してしまう。

要するに、なにもしなくなるという思考停止がマインドとして定着してしまうということだ。

反対に不安や心配から余計なものに時間を割いたり出費をしてしまうということを平気でしてしまう。

なにかあったときのリスクヘッジとして保険に入るということが当たり前だと思ったり、お金がないのに30年以上のローンを組んで持ち家を持つことが資産だと思い込んでしまうのである。

保険に入っているから安心ではなく、保険に入らなくてもいいように予防していくことが大切だし、持ち家を持つことでずっとそこに住まなければいけないというリスクを考えていない。

持ち家を持ちたい人は、その周辺で災害が起きるリスク、どんな人と近所付き合いをしなければいけないのか、町内会などの付き合いといった無駄なストレスのことも理解していない人が多い。

もちろん、資産に余裕がある人が不動産で資産運用していくことは否定しないが、そうではない人が30年以上もローンを組んで原価の何倍ものお金を払うことは少し考えれば狂気の沙汰だとわかるはずだ。

他にも、不安や心配からくる間違ったリスクヘッジは多々あるが、その例を挙げるよりも、離れる方法を知った方が建設的だ。

心細くなったり、淋しくなったり、不安や心配になることを少しでも緩和する方法は簡単だ。

とにかく、無駄な時間を極限まで減らして、忙しくすることである。

無駄な時間を極限まで減らす方法

やりたいことがあるというのに、時間がなくてできないという人が世の中には多い。

こういう人たちに対して、私は言い訳だと一刀両断する。

隙間時間はいつでも自分で生み出すことができるからである。

少しはやく起きればいいし、1日5分とか10分の時間くらい、なにかを削れば必ずできるはずなのだ。

時間がなくてできないという人は、そもそも時間を作ろうと思っていないから、いつまで経っても行動に繋がらないのだ。

もっというと、そもそもその程度のことは、本当にやりたいことではない。

本当にやりたいこと、やり切りたいことがあれば、本来は勝手に動き出すほどに情熱的になるはずだし、周りをどんどん巻き込んでいこうとするはずなのである。

そして、なによりもそんなに簡単にやりたいことはできるようにならない。

やりたいことができるようになるためには、その何倍も何十倍も何百倍もやりたくないことをやって、その先にようやくやりたいことができるようになるというロジックを理解していない。

となると、しっかり休みを取りたい、家ではゆっくりしたい、家族との時間を最優先したいといったマインドが最重要プライオリティとなると達成が難しくなることくらい、わかるはずだ。

もちろん、そういった人たちの生き方を否定しているわけではない。

私がいっているのは、本当にやりたいことがあるのに時間がなくてできないという人への指摘だ。

時間を絞り出すくらいの努力ができない人が、なにも達成できるほど甘くはないだろう。

華やかに見えている人ほど、実は裏側で動き回っているものだし、そもそもその動き回っていることを努力とか苦にすら思っていない場合が多い。

心細く淋しい気持ちから離れる覚悟

私は立場上、独立したいという人たちから連絡があったり、相談に乗ることもしばしばある。

そういった人たちの多くに共通しているのが、行動は起こしたいと思っているのに、どこか言い訳をしていると感じることが多い。

自分のやりたいことを聞いても目を背けて話したり、私が少し質問をすると上手く回答できなかったりする。

多少の緊張を差し引いたとしても、覚悟というか本気度を感じられない場合が多い。

もちろん、そんなことを目の前でいうことは少ないが、その場しのぎの会話だなというのがバレバレだ。

一方で、この人はもったいないなとか、踏み出せば変われそうだなと思う人に対しては、核をついた返答をするように心がけている。

なにも言い返せなくなるくらい弱いところをエグる感じだ。

はたから見ると、かなりキツいことをいっているように見えるだろうが、私はこれを優しさだと思っている。

というのも、私自身がそうしてもらって救われたことも多く、連絡したり相談したときにアドバイスや助言をくれる人は本当に貴重だということを理解しているからである。

当然、いわれたときはショックを受けるし、苛立ちを覚えることや単純に腹が立つ方が勝ることもある。

けれども、後々考えたときにそれが糧となっている場合が多い。

基本的に人は他人に興味などない。

それでも、あなたに対して熱意を持ってアドバイスや助言をしてくれるという人は、どれだけエネルギーを使ってくれているのかを考えるべきだ。

実はそんな貴重な人は多くはいないし、歳を重ねるとより減っていくことをしっかり心に刻んだ方がいい。

まとめ

私の口癖の1つに、二度同じことを言わせないで欲しいというのがある。

これは無意味に相手の時間を奪っていることを理解していないことに対する指摘とそもそも理解しようとしていないことに対する指摘がある。

なによりも、私にアドバイスや助言を求めたにも関わらず、なにも反映されない人に対して、なぜ私の貴重な時間を割かないといけないのだろうかと思う。

よく考えて欲しい。

あなたが誰かにアドバイスや助言をしたとしよう。

その人があなたのアドバイスや助言に従って行動したとしたら、あなたとその人との関係はどうなるだろうか。

自分のしたアドバイスや助言を聞き入れた人を大切にするだろうし、さらに応援するとは思わないだろうか。

そういった建設的な関係が生まれていくことも理解できない人は、1人で生きていくという思い込みのもとに日々を過ごすしかないだろう。


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植田 振一郎 Twitter

株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。