嘘王-01

3分読了!カンゲキレビュー!~劇団亜劇『嘘王』~

ステージチャンネルの仲 俊光(なか としみつ)です。

今年いっぱいは無料で視聴可能です!ぜひ!!

ここではステージチャンネルにご登録いただいた劇団亜劇さんの『嘘王』のレビューを書こうと思います。

初めてご登録いただいた舞台です!本当にありがとうございます!!しかも、Blu-rayを販売されているにも関わらず、編集されたデータでご登録いただきました。


劇団亜劇

劇団亜劇を主宰する石田徹弥さんは
こちらが「引きの定点の映像だけでもいいですよ」と言っても「大丈夫です。観てもらえることが価値なので」とのことでした。

また、石田さんは様々な肩書きをお持ちで、CMディレクター、VRディレクター、アニメディレクターをされています。

劇団名の由来については、こうおっしゃっています。

自分は普通の演劇人とは違うルート、思惑で演劇を始めたので、これは「亜種」だなと思い、このような名前にしました。


レビュアーの趣味嗜好

さっそくレビューを行なっていきたいのですが、参考までに少しだけ私の趣味嗜好をお伝えします。興味のない方は、レビューへ飛んでくださいませ。。。

カンゲキ人口の拡大を掲げておりますため、演劇ではなく別のエンタメ作品を挙げさせていただきます。

好きな映画:『バック・トゥザ・フューチャー』『トイストーリーシリーズ』『幕末太陽傳』『500日のサマー』『少年と自転車』あと黒澤映画など挙げればキリがありません。

好きなドラマ:これもキリがないので、今やっているドラマにします。『いだてん』『俺の話は長い』

好きな漫画:『スラムダンク』『シュート』『マスターキートン』『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』『天使なんかじゃない』『ピンポン』

好きな落語:立川談志『芝浜』立川談春『文七元結』桂南光『火焔太鼓』橘家文蔵『猫の皿』桂枝雀『まんじゅうこわい』春風亭一之輔『初天神』などなど、これまたキリなし。


劇団亜劇『嘘王』レビュー

画像1

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【あらすじ】劇場に集められた、ある繋がりを持った男女六人。 役者でもなんでもない彼らは何故か「嘘王」という戯曲を嫌々演じ始める。 そこへ乱入する劇団ん劇の人間と名乗る二人、劇場の支配人の息子、全てを兼任する制作。 いつしか全員が一丸となって「嘘王」の謎を解こうとし始めるが……。
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冒頭の10分はミスの連続。しかし、それには理由があることが分かり、物語が動き出す。

序盤に「兼ねるねぇ」というセリフがあるが、
それに象徴されるように、人間の多面性を描いた作品だ。

10分。驚きの演出でカンゲキスイッチが入る。観客の目線を誘導し、物語が一気に動き出すと共に、心も動かされていく。

1人1人のキャラクターを掘り下げていくことで、シンプルなストーリー(というより設定?)に深みが出てくる構造だ。

冒頭のやりとりからは想像もつかない、◯◯のハートウォーミングな展開になっていくが、ただのハッピーエンドにしない『嘘王』は、リア王(乱)やどん底など、黒澤映画を感じさせる。
ラストの独白は「迫真」と呼んでふさわしいものだ。


カンゲキ初心者へのオススメ度:3.5(5段階評価)


ストーリーを楽しむというよりは、驚きの演出やキャラクターを掘り下げていくシナリオで、「カンゲキ初心者向け」とは言えないが楽しめるであろう作品。

私の好きな映画で言うと古沢良太さんが脚本された『キサラギ』のような感じでしょうか。

作品の中の現実と虚構を楽しめれば「いつまでも浸っていたい」と感じる人は多いと思います。

『嘘王』のBlu-rayはこちらからご購入できます!
https://gekidanageki.amebaownd.com/shopItems/19558144


劇団亜劇:次回公演のお知らせ。


11月には2作同時公演というチャレンジをされる劇団亜劇!

https://gekidanageki.amebaownd.com/pages/2145802/blog

私は『嘘王』『惨憺姫』をカンゲキし、すっかりファンになってしまったのでカンゲキしに行きます!みなさんも是非!!


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