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DVD |パーキンソン病患者さんのための発声・発語トレーニング

皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。

昨夜とあるパーキンソン病に関する
研修に参加しました。学び多く
あったのですが、SNSへの投稿は
控えて下さいという事でした。

残念。

なので、今日は私がこれはいいな!
と最近感じたパーキンソン病に関するDVDを紹介します。

PD Cafeの小川順也さん

理学療法士の小川順也さん
PD Cafe というパーキンソン病の方
のための運動継続プログラム
を運営されています。

数年前から小川さんの発信を
ずっと拝見しています。
職種は違いますが、
尊敬している療法士の一人です。

オンラインショップPD Cafe Shopが始まりました

さて、そんな小川さん率いる
PD Cafeですが、2021年6月から
オンラインショップPD Cafe Shopを
開設されています。

オンラインショップでは、
運動やボイスのDVDが販売されて
います。また、書籍での運動継続
も行えるようになっています。

なかなか声のリハビリを受けられる
ところが少ないのでDVDでの
トレーニングは人気のようですよ。

ボイスのDVD 

このDVD は、国立神経精神医療研究
センター 言語聴覚士 中山さん監修に
よる、パーキンソン病の声の症状改善
に特化したトレーニングDVDです。

顔の体操から発声練習まで、
このDVDを見れば声のお悩みに
対するトレーニング法がわかります。

中山さんは、一度学会でお話した事が
あるのですが、優しくて素敵な方です。
知識や経験も豊富で、私が尊敬している言語聴覚士さんです。

DVD には、実際の患者さんが出られています。当事者目線でのトレーニング
になっていて、とってもオススメです。

患者さんにも紹介したいですし、
言語聴覚士の皆さんにもぜひ見て
いただけたらなと思いました。

声のトレーニングに興味ある方はぜひ!
▼お買い求めはこちらから

また、注文してから、
すぐに届いてびっくりしました!

配送に関しては東京都世田谷区にあるNPO法人ら・ら・らの障害者支援の一環として、障害を持つ方々への就労支援として配送業を委託しているそうです。

心待ちしていたので、
すぐに届いて見れて良かったです。
丁寧な発送ありがとうございました。

訪問でのパーキンソン病の
リハビリ

私は普段はご利用者さんのお家に
訪問して、お家で言葉や飲み込みの
リハビリをしています。

同じパーキンソン病の診断があっても
症状は本当に個人個人異なるな、と
感じています。

基本的に要介護の方を担当する場合が
多いのですが、お一人要支援の方を担当する機会がありました。

パーキンソン病の進行度を示す指標のヤール分類1~2で、まだそんなに「話すことに困り事を感じない。」という
状態の方でした。

パーキンソン病は、声が小さくなる
症状がありますが、この位早い段階で
リハビリが予防的な介入が出来るのはすごく良い!と感じました。

普段の会話で、多少小さくてもつまっても、伝達出来ていれば、「声のトレーニングしよう」とはなりにくいかもしれません。

でも、症状が進んでいくと、中々リカバリーが大変になるので。

もし、今はまだ声のお悩みが少なめ
の方も、例えば先に紹介したDVD を
使ってトレーニングするのもいいと
思います。

LSVT®LOUDのこと

LSVT®LOUDは、大きな声を出すことを意識するリハビリテーションプログラムです。

現在認定を受けている言語聴覚士は、
700人だそうです。まだまだ少ない
ですね。

私は訪問でのリハビリなので、週に1回、多くても2~3回しか訪問出来ません。

もし、病院やクリニックでLSVT®LOUDを受けた方がいたとすれば、

病院やクリニックでLSVT®LOUDを受ける(=集中性)
訪問、もしくは外来で言語訓練を受ける(=継続性)

そんな支援も出来たらいいなと思っています。

幸い京都ではLSVT®LOUDをされて
いる病院やクリニックが複数あります。

まだ実現出来ていませんが、
もっと地域の活動に参加したり、
発信しながら、繋がりのある支援を
していきたいと思っています。

長くなってしまいました。
では、また!

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