生成AIはクリエイターを減らすどころか爆誕させまくってるし、そもそもAIがあるからこそ仕事の全体量が増えまくっている事実について考える
AIについての議論は今もいろんなところでいろんな話を聞きます。
特に去年とかはこんな話を聞きまくりました。
クリエイターの仕事を奪うのでは?と、特にイラストレーターの方々は戦々恐々とし、今も議論は続いています。
でも、わたしは日々AIを活用していて「AIが仕事を奪う」って嘘なような気がしています。
どう考えても仕事自体の全体量を増やしているように感じるのです。
それも明らかにAIのせいで増えていると感じます。
あれもこれもAIがあればなんとなくできそうだから、領域を広げて活動するのが当たり前になってきている
いまもうすでに、AIはクリエイティブツールとして活躍を始めていますね。
イラスト作成、音楽制作、文章執筆などのクリエイティブな作業をサポートするツールとしてプロも普通にAIを使い始めています。
プロではない人でもAIをサポートツールとして活用すれば、プロにだいぶ近しいクオリティのものが誰でもできてしまう可能性が出てしまいました。
AIを上手く使うことによってプロは短期間で大量の安定したアウトプットを出せるように、アマはプロに近いアウトプットを気軽に出せるようになります。
だから、その分野のプロではない人にもちょっとやってよ!ついでによろしく!となんでも気軽に頼めるようになりました。
みんながみんなセミプロ時代です。
ストラテジーやマーケティングに関しても、得意ではない人でもAIを頼ればある程度出来ちゃうようになってしまいました。
特にマーケティング分野はフレームワークに沿って進行すればそれなりの成果が出るものもあり、素人でも戦略家として成果を出すことが容易になりました。
AIは仕事を「奪う」のではなく、「変容」させ「拡張」する
AIの導入によって仕事の内容や求められるスキルが変わることで、これから否が応でも新しい職種の出現や既存の職種の再定義が促されていくのではと思っています。
その過程で一部のクリエイターは職を変えることがあるかもしれない。でも、今までクリエイターではなかった人がそれに近い新しい職業になる。
AIの描画支援ツールは、未熟なスキルを持つアマチュアでもプロレベルに近いイラストを作成できる。音楽生成もそう。いままで音楽を作るのは一部の人しかできなかった。でも、みんな作れるとしたらクリエイティブな実験が容易になり、音楽の創造過程が加速します。ビジネス分野もしかり。
そうして次世代のクリエイターはきっとただクリエイティブをするだけじゃなく、マーケティングも一緒にしたり、戦略を練ったり、コピーワークもしたりするんだと思います。
そんなだから、仕事がめちゃくちゃ増える。
AIがあればできるってわかっちゃってるから、そこまで求められるようになるんだと思います。
まさに一人クリエーティブエージェンシー状態です。
クリエイティビティの民主化と新たな職業とスキルの出現
AIツールの普及はクリエイティブな作業をより広範囲の方々に可能性を与えることによって、クリエイティビティの民主化と新たな職業やスキルが出現してきます。
具体的にどんなことがあるかな〜と考えてみると、もうすでに始まっているのはプロンプトエンジニアでした。
これはchatGPT前と後ではあきらかに違う新しい職業です。
エンジニアの一部がプロンプトエンジニアへと進化したり、エンジニアではなかった人がプロンプトエンジニアになったりしました。
AIアーティストもそうですね。
めちゃくちゃに増えました。本当に爆誕状態です。
Xとかには有象無象のAIアーティストたちが切磋琢磨しながらAIartを毎日あげまくっていますね。
その中の大多数はもともとクリエイターではなかったかもしれません。
AIが新しいクリエイターを誕生させたと言えると思います。
他に今後ありそうなのは、、、
AIクリエイティブディレクター。伝統的なクリエイティブディレクターの役割に加えて、AI技術を駆使してクリエイティブなプロジェクトを指揮する人が必要になってくると思います、
AIを用いたクリエイティブ作品の制作において、倫理的指針やガイドラインを作ったり、クリエイターや企業が社会的責任を持った方法でAIを活用するよう支援するという役割もしたりしそうです。
ほかには、AIトレーナーも可能性ありそうです。
AIは教師データが必ず必要です。意図するアウトプットを得るためのトレーナーも今後需要が増えるのではと。
最終的にAIのクリエイティブ分野への統合は、社会全体にとって刺激的かつ挑戦的な変化をもたらすのは確実。
そしてもっともっとなんでも効率的になり、仕事もそれに伴い一人ひとりが担当する量が増えていきそうな気がします。。
テクノロジーがどんどん進んでいくと、人間が持っている創造力もより大きく広がって変わっていきます。
仕事もなんだかんだ増えていくし、この新しい技術をうまく使いこなしていくことがこれからのクリエイターの未来に大事なのかなと思います。
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