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ある一日

 リハビリがあった為病院の車で送迎してもらう。帰りの車の中で今晩のことを考える。
 タマネギとカレールーがあるのを思い出し夕飯はカレーにすることに。あ、肉がない。
 自宅に着いたからその足で近所のお肉屋に豚肉を買いに行く。安い豚コマだからからちょっと悪い気がしながらお店の人に「300g」といって包んでもらう。横を見るとトマト缶が安売りしてるからカレーに一緒に入れるつもりで同じく買って帰る。
 リハビリで微妙に疲れているのでベッドに横になる。横になってYouTubeを見ていると週一で来てくれるヘルパーさんが来てくれる。
 してくれることは毎回同じなのでおまかせになっている。基本掃除と洗濯物の整理だ。横になってボーッとしている私を横目にテキパキと作業をしてくれる。いつも同じ時間に終わり挨拶をして帰っていく。
 その後一息入れて綺麗になったシンクの前に座る。立ったまま作業なんぞできないから椅子をシンクのところに置いている。
 取り敢えず玉ねぎを薄切りにするのだが包丁で片手で出来るはずもないからスライサーを使う。スライサーの容器には滑り止めがついているが作業台の上でしてスライスしたものをばら撒くのも嫌だからシンクの中でスライスする。ばら撒くことなくできた。スライスした玉ねぎをレンジで温める。こうすると早く良い色に炒まると聞いたことがあるからだ。
 カレー屋を営んでいる友人に以前上手くできなかったと愚痴ったらカレーはとにかく玉ねぎを炒めまくれとの助言を思い出し、ニンニク、ショウガ、トウガラシフレークと一緒に炒めまくる。
 因みに料理の時は火は使わない。電磁調理器を使っている。安全のためにね。
 その間にトマト缶を開ける。片手しか使えない時はプルトップを上げて間に隙間を作ると今度は缶の蓋を押し込む。するとフタがいい感じで外れるから蓋を持ち上げると上手く開いてくれる。で、トマトとジュースを分ける。ジュースも入れると酸っぱくなりすぎる感じがしてあまり好きじゃないから。
 並行して豚肉を炒める。
 そうこうしているうちに玉ねぎがいい感じで炒まったからトマトを入れてさらに炒める。
 ここであるものが見当たらない、インディアンのカレーがない。トマトを買った時点でルーを使わずに作ろうと思っていたのだがいつもあるところにない。探すということまでして、とは思わなかったから余っていたルーを使うことにする。
 よって予定より多めに湯を入れて煮込むことにする。ここで炒めていた豚肉を投入。ご飯が炊けるまで煮込むことにする。ここで冷凍庫で余っていたミックスベジタブルを入れる。
 ご飯が炊けそうになっているからルーを入れる。で同時にお好みソース、ケチャップを投入、味を整える。
 ご飯も炊けたのでカレー皿に盛る。
 食事台代わりのワゴンに乗せてテレビの前に陣取る。テレビを見ながら出来立てのカレーを食す。
 予定変更が少しあったが美味しくできた。
 食べ終わると使った調理器具と食器を食洗機に入れる。
 取り敢えず牛に成るべく横になる。そして横になってこの文章を書いている。
 一人暮らしの障がい者のなんのことない1日がもう直ぐ終わる。
 あ、カレーの写真撮ってない。


#リハビリ #送迎 #夕食 #カレー #電磁調理器

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