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「炎症は尊い。」その気持ちを土台に「心地良さ」へ向かっていく。

生きていれば、
元気な時もあるし、
風邪をひく時もあるし、
怪我をする時もあるし、
病気もする時もあるし、
また元気な時もあるし、
病気があっても元気な時もある。


炎症は尊い


看護学生、看護師、医療関連の方なら、(私はもと看護師です)
死ぬまで忘れないだろうくらい覚えて使う、
「炎症の5兆候」。

【炎症の5兆候】
・発赤
・発熱
・腫張
・疼痛
・機能障害

これらの兆候が症状として現れ、
いわゆる病気や怪我、不調いったものに分類されていきます。

炎症がひどく、
痛い、辛い、しんどいの渦中にいるうちは、
心まで元気を無くしてしまう
というような影響を与えることもありますが、


炎症は生体防御反応でもあり、

つまりは身体を守ろうという働きでもあります。

そう思うと、
実はとっても尊い現象であるとも捉えることができると思っています。


心地よいをデフォルトに


さて、そんな炎症の反対はなんだろう?


炎症の反対は、「炎症がない状態」。

炎症がない状態ってきっと
「心地よい」状態だと思います。


私は予々お伝えしていることの中に、


「身体が元気な時にこれだけはしておいてほしいこと」として、

「元気な身体感覚を全身で味わう」ということを
本気で激推ししています。

身体も記憶する媒体ですから、
「元気な状態をなるべく記憶させる」
「心地よいをデフォルトにする」のが、
健康への大大第一歩であるし、

そしてそもそもの
“「心地よい」を味わう贅沢さ”という
身体感覚を楽しむ、生きてる醍醐味みたいなものを味わえるようになります。

なので、
今特に不調もなく元気がある方
(病気があっても調子が良い方)は、

ぜひ、この「元気な身体感覚を全身で味わう」ということをしてみてほしいです。


外的な身体感覚、内的な身体感覚

話は戻りますが、「自分の心地よい状態」って
皆さんはどんな状態かいますぐに思い出せるでしょうか。

身体感覚には五感的な心地よさももちろんありますが、

もっと内的な「身体感覚」として、
「軽い、重い」「暑い、寒い」「エネルギーがある、ない」といったような、

内側で感じられる身体感覚があります。

それらの外的、内的に感じられる身体感覚は、
お互いが持っている身体が違う以上、
いつまで経っても100%一致までの相互のすり合わせはできません。
(なんとなく痛痒いね、とかピリピリするねとは共感できるけど)

だから、
唯一無二の自分の身体感覚は、
自分で感じ取っていくしかない。

もっというと
「身体感覚を自覚していくしかない」のです。

「心地よい」感覚も、
自分で見つける自分だけの感覚として、
面白くて楽しくて尊いものだ。
として感じてみてほしいと思っています。


身体感覚を自覚していく

ということで、
「心地よい」身体感覚を見つける具体的かつメインの方法としては、

“都度都度、色んな場面で身体の声を聞いてみる”
ということが挙げられます。

・美味しいものを食べている時
・好きな音楽を聴いている時
・お布団に入ってホッとしている時
・温泉に入っている時
・推しのグッズを手に入れた時

一旦、身体に意識を向けて、
どんな全身感覚があるのか感じてみてほしいと思います。

私のことですが、
私にとっての全身感覚を感じる練習としては、
ヨガが大いに役立っていると感じています。

ポーズで変わる外的・内的感覚。
呼吸で変わる外的・内的感覚。
瞑想で変わる外的・内的感覚。

いろんな感覚が私の身体ひとつだけでも無限に感じられていく。

身体があることの面白さ。
身体があるからいろんな体験ができる。

そんな身体への有り難さが、
日々のちょっとしたことの繰り返しで、
身体自身へ染みついて行っているのが分かります。


おわりに


「炎症は尊い」。

炎症を悪にしない、
そんな土台の気持ちを持って、

日々元気な時は身体感覚を感じてみて
「心地よい」をデフォルトにしていく。

そうすれば、
みんながもうちょっと健康に、
well-beingに過ごせるのではないかと思うのです。


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