ベンゾジアゼピン系の離脱症状①(断薬回3)

◆そもそも離脱作用って知っていますか(僕は知りませんでした)

こんばんは、僕です。うつを15年やっていて、入院までしましたがようやっと回復し、障害者枠雇用の仕事からいわゆる一般職の社員に変わりました。うつ、治っちまったのです。

その過程はこのブログの別カテゴリーで時系列に沿ってご紹介していますが、断薬についての話も提供出来たらと考えております。今回はベンゾジアゼピン系のリボトリール(ランドセン)の断薬にの続きです。

僕は社会人1年目の10月ーー約10年前ですーーから軽いビクつき(ジャーキング、入眠時ひきつけ)がはじまりました。入眠時ひきつけとは眠りに落ちる直前に体がビクッ動くことです。木から落ちた夢を見たら起こるアレですね。

その頃は眠りに落ちる直前に1、2度、しかも週に2回あるかないかでしたが、再就職する2012年にはある程度大きなものになっていました。

当時付き合っていた医療職の彼女の勧めで病院に行きリボトリールを貰いました。効果は絶大だったのですが、数カ月飲んだのち医師に「リボトリールやめてみましょうか」と言われました。そして断薬した翌日、僕は離脱症状に襲われます。

◆離脱症状の(勝手な)まとめ

僕らの体は良くも悪くも慣れやすいものです。薬を飲んだ生活が長くなるとーー僕の場合はリボトリールですねーー体がその成分が体内にある前提で動くのです。ですので、そこで薬を急に辞めてしまうと体がびっくりするわけです。薬がある前提で動いているので、薬がないことに体が対応できず、心身の不具合として症状が現れるのです。これが離脱作用です。

薬の種類、強さ、飲んでいる期間の長さによってまちまちですが、①いっぺんに全部やめるか、②徐々に薬の量を減らすか、③代用できる薬に変えて減らしていくそうです。

ーー今書いたのはどこかに定義が書いてあったわけでなく、僕が色々な医学系の雑誌、簡単な論文を読んで勝手にまとめたものなので、厳密な定義ではありません。ご注意くださいませ。

それで、(おそらく)僕は薬がとても効きやすく、リボトリールが本当に合っていました。飲んだ翌日にはもうビクつきがおさまったのですから。

◆どの薬が合うかは博打なのか

どの薬が誰に効くか、それは「試してみないと分からない」というのが実情みたいです。あとは医師の力量次第です。

僕自身も(ピンポイントで効いた「ビクつきをおさえる薬」以外のうつに関する薬では)色々な種類を試しました。睡眠薬を飲んで記憶が飛んだこともあります。睡眠薬を飲んだあとも2~3時間起きていて当日の恋人と寝た(おみだらをしたのです)のですが、僕はまったく覚えていませんでした。

ーー小説家であり大学講師でもある絲山秋子さんの書いた『絲的ココロエ―――「気の持ちよう」では治せない』という本にも書いてありましたが、20年も双極性障害Ⅰ型と付き合っている絲山さんに合っていた薬は、処方された時点でもう「時代遅れ」とされていた薬のようです。

ーー自分が苦しいとき、「すぐに効く薬が欲しい」と僕は思いました。でもそんな薬に毎回出会えるわけではありません。

しかも「薬が効き始めるまで2~3週間もかかります」なんて医師に言われたらぞっとしますよね。だって今すぐ解決して欲しいのですから。

ですので今少しでも不調を感じていたら、もしくは周りに苦しんでいる方がいたら、「薬が効くまで2~3週間かかる」そして「病院に初診に行くのは予約が必要で、その予約は急にはとれないことが多い」という情報だけでも知っていて損はないと思います。

◆おわりに(謝罪)

ベンゾジアゼピン系の離脱作用の個人的な体験(シングルケース)を書く予定でしたが、僕の離脱作用が書けませんでした、すみません。明日あらためてアップしますね。

それではまた次回。今日もゆっくり休んでくださいませ。おやすみなさい。

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