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最近読んだ推理小説を紹介しようかな

こんにちは。sssです。

家にいるのを利用し、溜めていた小説を読んだので紹介しようと思います。

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こちらの「私の消滅」という小説になります。

以前、ピースの又吉さんがテレビで紹介もされていたそうです。

「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。私の内面に入れますか?」
ある恋愛の根底に潜んでいた、想像を超える悪意。企みが、次々と姿を現していく。
これを読んでいる人間がいる・・・・・それはとてもありがたいことだ。でも、もう遅いかもしれないが、きみは・・・・・、きみは逃げたほうがいい。
このページをめくれば、
あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。一行目に不気味な文章が書かれた、ある人物の手記。
それを読む男を待ち受けるのは、狂気か救済か。

こちらがあらすじとなっています。

最初はよくわからず、ある男がこの手記を読み進めるところから始まります。

内容は、妹に殺意を覚えたり、性というものを覚えたり、日記のようなものです。

中盤手前までは、話しの筋は見えてきません。あまり言ってしまうとネタバレになるので、言えませんがとある女性をきっかけに話しは進展していきます。

この小説の、特徴を2つあげます。

まず1つは、誰が誰なのかわからない。もちろん、登場人物には名前はあるのですが、出てくるたびに「お前は誰なんだ?」と思いながら読み進めていくでしょう。

小説のテーマと文章という点からうまく作られた構成だと思います。

もう1つは、誰1人として幸せでないこと。

推理小説なので、終盤に迫るにつれて色々とわかってきます。

この小説は、読み進めていくたびに「なるほど」という感情と「モヤモヤ」というなんとも言えない感情が混ざり合います。

気分がいいものではなかったですが、なぜか読み終わった後はスッとしていました。


中々、クセの強い作品ですが気になった方は是非読んでみてください。

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