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東京旅レポ2019

品川、新宿、銀座、新橋、築地、上野、浅草、新宿、吉祥寺、新宿新宿新宿…今回の旅は2泊4日で大変濃厚に旅を楽しむことができました。
やっぱり2泊すると濃いな…疲労感は否めない!
半年ぶり、15回目の東京。
少し文字に起こしてみよう。
事実をありのままに述べるぜ。
飽きさせたらすみません……備忘録。

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1日目

京都駅の新幹線乗り場をくぐると、卒業旅行か何かでしょうか、スーツケースを持った女子大生の集団が大変かしましく、かつ微笑ましく思いました。
大学卒業から7年。
私はお嬢ちゃんたちよりお姉さんで、東京にも何度も行ってるんだぜ、って、小さくドヤりながらのぞみに乗り込みました。

月曜日の9時代ののぞみ指定席はなかなかの乗車率でした。
しかしながら車内は静かで、私がチップスターを噛む音はいやに響きました。
名古屋から乗ってきて隣に座ったスーツのおじさまが、味噌カツとビールで一杯やってて羨ましかったです。
東京に帰る人なのか、それとも東京に挑みに行く人なのか。

品川下車。
これまでで、品川下車率と東京下車率、半々ぐらいかな?
そのまま山手線に押し込まれる。
満員の車内でJR東日本をめいっぱい感じて「来た!」と感慨に耽る。

新宿下車。
待ち合わせの時間まで時間を潰そうとルミネ2になだれ込むも、暖房のきいた店内で汗だくに。
大人しく女子らしく、服だのアクセだの見りゃいいものの、ルミネ ザ よしもとの売店を見に行くあたり私は私よ。
和牛のボールペンは売り切れていた。
あったら買ってたかも知れない。
クリアファイルはあったけど、水田さんのフォルムが今とは大きく異なっていた。
ふくよかになられた。

果実園 リーベル 新宿店にて、フルーツもりもりスイーツのお店が東京旅の幕開けとなりました。
女子女子女子の熱気ムンムン。
爽やかで甘酸っぱいとても背の高いいちごパフェを頂きました。
パフェを崩さないように慎重に食べようとする行為は、何かにとても似ているんだけどなんだろうか。
こちらのお店のケーキも気になる!
ピスタチオと苺のケーキが美味しそうでした。
はぁー、胃とお金が無限ならば!
「限られてるからいいんじゃない」と、諭されたって、がめついのでそう思います。

新宿をあとにして、新橋へ。
銀座のビジネスホテルへ向かいました。
イーホテル銀座は去年オープンの新しいホテルで、銀座、新橋、築地に徒歩10分圏内と便利なのにとても安くて、室内は広くないけど綺麗で良かったです。
おすすめ。
バルミューダのトースターであたためて食べられる、朝食のパンはバターたっぷりでどれも美味しかった。

ホテルで荷物をおろし、しばし体を休めたあとは日の暮れてきた銀座の街に飛び出しました。
帰宅ラッシュが始まっていて、駅に押し寄せる人の波に押されるように有楽町、東京駅方面へ早足で。
銀座、有楽町、日本橋界隈は全国各地のアンテナショップがあるので、ついついお財布の紐がガバガバになり、地ビール、なんか有名なお菓子、おつまみ、ご当地ドリンクなど購入してしまうのですが旅の初日なので我慢しました。
夕御飯は、銀座の食べログの評価の高いカレー屋さんか洋食か…と迷い決めかねていたのですが、彼氏が以前「東京のローカルチェーンの蕎麦屋のカツ丼がやたらウマイ」と言っていたのを思い出し、ゆで太郎か富士そばに入ることに決めました。
しかし、探すとないのよ、あんなによく見るのに……。
止むを得ず小諸そばに入り、510円のヒレカツ丼にありついたのは19時でした。
この女、この時間までチップスターといちごパフェしか食べぬままよく頑張りました。
安くてお肉が柔らかくて味が濃くて、これはたまに食べたくなるスタミナ飯だな!と、正解ぶちかまして気分アゲアゲでした。

そびえる日本橋タカシマヤ。

そのあとは、東京タワーに登ることにしました。
夜19時過ぎの、一人東京タワー。
東京タラレバ娘で倫子が一人で登ってましたが、カップルとか多くて無駄に寂しくなるかなあと思っていました。

900円の景色。
もう少しお金を払えばもう少し高いところに行けたけど、ケチっちゃった。
しかし、十分綺麗!
都庁とどちらが高いのだろう。

予想に反して、薄暗いデッキは外国人と関西弁の観光客が圧倒的に多くて。
夜景と自撮りする海外の女の子。
「ってかさぁ、しょうみ、あべのハルカスの方が高ない!?」って関西弁でイキがるうるさい女子には、同じ関西人として思わず「やめときやー!」ってつっこみたくなりました。
大阪女子の東京へのライバル視、分かるで。
でも、私東京に来るたびに思うけど、東京ってやっぱり大都会よ…。

銀座に戻り、21時過ぎの街を歩く…と思ったけど、怖いよ怖いよ、高級車とか女将とか黒服とか、いるよ……!!
大人の世界だ!大人の東京だ!

そそくさとホテルに戻りもうひと休憩。
23時前にやっと友達と合流して、こんな時間からここでご飯ってどうすりゃいいんだと戸惑いながら銀座を抜け新橋へ。
月曜日だと言うのに、賑わう新橋の飲み屋街…賑わうっていうか、乱れる街…!
名前を忘れてしまったけど、手近にあった入りやすそうなイタリアンバルに飛び入り、子羊やピザなどを食べました。
カウンター席で女子を熱心に口説くチャラっとした男子(「ねぇ、もうこのまま行こうよ」「いいですねーカラオケ」「そうじゃなくってさ…」「えー?」って女の子のペースだった)、「日本は」を主語に飲食ビジネスについて語り合うベロベロの中年、もう1時なのに気だるげに一人でビールを傾ける若い女子。
はぁーっ、なんか東京っぽいねー新橋だねーってやたらと口に出して言った。

ホテルに帰り、「もうお風呂は明日にしよう」と諦めて就寝。

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2日目

朝から、築地場外市場へ。
朝一でお寿司を食べたかったけれど、ホテルのパンも食べちゃったし、ぐうたら女2人はチェックアウトぎりぎりまでグダグダしてしまった為お昼の時間も近かったので、とりあえず500円を支払って焼いた貝を食べました。
東京の卵焼きはとても甘いのですね。
あの、おせち料理に入っているやつの味!
出汁巻文化の関西人なので驚きましたが、優しい甘さなのでじんわりと口でほどけました。
おいしい。

上野駅へ移動。
ポカポカ陽気、春の陽射し……くしゃみが止まらない。
涙目で歩く私の目元は上野らしくパンダライク。

まずは、アメ横。
以前に前を通ったことはあったのですが、じっくり立ち止まってお店を見るのは初めて。
ナッツ、靴、輸入食品、ドライフルーツ、肉、魚…!
勇気を出して階段を降りて入ったアメ横センタービル地階はベトナム、中国、台湾などなどの食材が現地さながらの空気感で売られていました。
……例えて言うなら、地方都市の寂れたスーパーの一角のような薄暗い雰囲気の中に、ベトナムや中国が広がっていると言うか…。

中華の食材って、赤くてデカくて何かわかんなくて、買う勇気はとてもないけど不思議とテンション上がるのです。
観光客より、外国語を話してらっしゃいましたが、近所の人!みたいな感じの方が多かった。

そのあとは、御徒町付近の純喫茶 丘へ。

お客さんも多くて店内は撮らなかったのですが、豪華なピカピカのシャンデリアや調度品からは、古いものを大切に何度も直して使っている愛情を感じられました。
雰囲気のある、昭和の……って、私昭和を生きていないのに何故か懐かしく思うのは、DNAに父母の思い出みたいなのが刻まれていたりして。
ナポリタンとミートソースを頼んだのですが、厨房から「パチパチ」とスパゲッティをソースに炒め絡める音が聞こえてきて、わくわくしました。
若い人もお年寄りも、怪しい男女も多かったです。てへ。

歩いて20分ほどで合羽橋道具街へ。
800mほどの商店街に、さまざまな飲食に関わるお店が軒を連ねていました。
食品サンプル、割引シールやPOPスタンドなどの販促物を売るお店、家庭用から炊き出し用までさまざまな調理器具、食器や酒器、業務用食品や、製菓材料、子供会などで重宝しそうな大入りのお菓子などなど……。
飲食店勤務の友達、販促物を使いまくっていた私、そして食べるのが大好きな2人は、その食のワンダーランドぶりに興奮しまくってしまいまして。
3時間で、800mある商店街のうちの150mほどしか進めませんでした。
いやー、圧倒的な物量、種類。

何に使うの?と思いつつ、可愛くて伝票買っちゃった。
70円程でした。

上野駅に戻り、またまた純喫茶 古城へ。
タイル張りの店内とステンドグラスをまたまたシャンデリアが照らしていて、もう日も暮れていたのに昼間のような明るさでした。
パンケーキを頼みましたが、ふわふわであたたかくて、冷え始めた身体に少し熱が戻りました。

地下にあるお店なのにこの明るさ。
不思議な魅力に包まれたお店でした。

山手線で上野から新宿へ。
この旅二度目の19時の新宿……西口?どっち?こっち?まっすぐ?あってる?かなりパニックのままヘロヘロで宿にたどり着きました。
都庁方面から新宿駅に向かってくる人に抗うように歩くこと20分。
2日目のホテルは THE KNOT TOKYO shinjyuku
ちぢみあがるぐらい洒落たホテルでした。
こちらのホテルはつい最近改装オープンしたとのことでしたが、ホテルに着いてから気づいたのですが改装前の形態の時に泊まったことがありました。
以前「私は旅が好き。東京も好き。」と言う、要約すると「仕事終わりに衝動的に東京に旅行しに来て以来、旅行大好きなんだぜ!」みたいな記事なんですけど、その時に泊まったホテルでした。
4年前は正直「ボロいなあ」って思っていたのですがすっかり見違えるようにシャレオツになっていました。
DJブースとかあってね…薄暗くて、外国人が多くてイケイケ。
でも、落ち着いた大人の雰囲気で、ちょっと洒落た旅にしたい方は是非!

アメニティが可愛かった。

晩御飯は、ホテルのホームページにも紹介されていた 品川亭に行きました。

何だかとても色気のある看板。
店内は約10席ほどでとてもこぢんまり。

七福神がたくさん並ぶ店内はちょっとびっくりするけど、去年武蔵小杉に見にいった、みうらじゅんのコレクションの数々を思い出した。
聞き慣れない標準語が飛び交う店内、「ドラマの中の飲み屋みたいな光景」は、東京と言えど遠いところに来ているんだなと肌で感じました。
豚の角煮、タンの焼いたやつ、天ぷらなどなど、ホッとする味でした。

都庁は遅くまで、ギラギラ電気が付いていました。
おつかれさまです。
都庁のひと月の電気代は…って考えちゃう、ど庶民感。
その日はちゃんとお風呂に入って、賢く寝ました。

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3日目。

ものすごい疲労感と胃の重たさを感じながら起きました。
隣に眠る友達も同じく、でした。
朝はバイキング。いや、ビュッフェ。
パンがおいしいと前評判は聞いていたのですが、もったいないことにあまり食べられず…。
しかし、めちゃくちゃ美味しかったです。
胃!!!

「お腹いっぱいやわー」と言いながら、友達はお皿にパンを山盛り盛って持ってきたので笑っちゃいました。
とても素敵な宿でした。

友達とは一旦別れて、私は吉祥寺に。
井の頭公園で1時間ほど、noteを書いたり、池を眺めたり、精神統一したりしていました。

複雑に交錯する木たちは、ずっと見ていても飽きなかったです。
鴨も結構いました。ガーガー。

そう、公園で精神統一をしていたのです…何故なら、今回の旅の最初の動機は、井の頭公園内にある期間限定ショップ(3/3 17時までです)、「タイムトラベル専門書店 utouto」に行くためだったからです。

こちらは、私が大学生の頃からずっと好きな藤岡みなみちゃん(パンダマニア、中国語堪能、エッセイスト、かわいい、歌も歌詞もいい、中央線などなど面白い)と、そのお友達の方々が力を合わせて期間限定でオープンされている書店です。
タイムトラベルをテーマに集められた本や雑貨、文房具、CDなんかが売られていました。
誰しも一度は「自分のお店を持つ!」なんて憧れるんじゃないかと思うんですけど、それが力いっぱい夢いっぱいに再現されているような、キラキラかわいい店内でした。
うっかり、財布に大金を入れていようものなら、私は、私は…どうなっていただろうかね。
はぁーっ、素敵だった…。
ちゃっかりCDにサインをしてもらったりしてね……お話もして、握手もして…茹だるような気持ちで井の頭公園を駆けて駅に向かいました。
せっかく行ったのに、もっと長居すれば良かったなあなんて、今書きながら思っています。
シャイな私だよ。

吉祥寺って、前にも一度来ていたのですが、狭い範囲に必要なものが凝縮されている印象を受けます。
でも、綺麗にまとまっていて……こんな街、住めるなら住みたーい!って気持ちはすごくすごく、首都圏の人間じゃないのに分かります。
関西なら西北みたいな感じでしょうか。
こんなに穏やかで、なんでもある駅前を知っちゃったら、アンタもう他の土地で暮らせないよ!ってお節介にも言ってやりたくなるほどに、充実してるんですね……。

友達と合流するために新宿に戻りました。
2時間ほどのフリー時間、特にすることもないので駅界隈をグルグル周遊してみたりもしましたが、新宿広い。広くてつらい……。

ずおおおおおおんとそびえるこのタカシマヤがおそろしく感じました。
この間香港に行った時「香港はこんなに夜景も街並みも綺麗で、駅もビルも規模が日本と全然違う大きさで、圧倒されるわあ〜」って思っていたのですが、東京はやっぱすごいわ。
このタカシマヤ、なかなかや。

友達とはなかなか合流できませんでした。
夕方の新宿の恐ろしさは昨日身に染みていたはずなのに、お互いをなかなか見つけられず…!
すごく近くにいたのに!
昔の人は一体どうやって会っていたんだろうか……。

夜は最後は東京らしく!と、もんじゃ焼きを食べました。
お好み焼きを焼くことに関しては自信あるんですけど、もんじゃはいかんせんね…これで合ってる!?わー!わー!と、お上りさんらしい旅のしめくくりとなりました。
おしまい。

なんだか駆け足の最後となりましたが、私も友達も疲弊しきっていて、途中スタバで居眠りかけたり、漫画喫茶に駆け込んで仮眠をとるなどして何も考えられないような疲れぶりでした(笑)
きわめつけは、帰りは夜行バスで京都まで…しかし、疲れていたからかぐっすり眠れて、なかなか快適な帰路だったのでした。
はぁーっ、東京!
今回も楽しませてくれてありがとう!

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございましたー!
次に行くのはいつだろうか!
今度は朝から合羽橋道具筋に行きたい…!

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