見出し画像

おチラシというもの

演奏会を開くにあたって
宣伝材料は欠かせません。
このインターネットの時代、
文字だけでも情報は伝わりますが
ぱっと目に映るビジュアルの印象というのは
文字よりも何か伝わるものがあるんじゃないかと
思っています。

私は絵を描くので
それを下地に手を加えていきます。

シラハタショウコひとりの演奏会
at aunoun parlour

これは初期のころの作品。
ペンで描いた、ナガミヒナゲシの花をモチーフに
色を反転させました。
そのころの日常のワンカットですね。

行灯社 × シラハタショウコ
「夏の往復書簡」
at 火灯し喫茶すずかげ
(お店は閉店されました)

こちらは、水彩画。
お店の窓辺の木漏れ日を表現したかったんです。
和紙に描いているので
その質感を残しつつ、デジタルで文字入れを。
具体的に伝えたい情報には
個性がない方が伝わりやすいと思うので
デジタルを用います。

ヤマネヒロシゲ × シラハタショウコ
「いつかBARできいた海と夜にまつわる話」
at 新世界のこされ島
ヲザキ珈琲+みちしたかつみ × シラハタショウコ
「雲州堂で会いましょう」
at 雲州堂

この2枚は、しっかり情報を埋め込んだものですね。
どちらもスマートフォンのアプリで作成したので
フォントや文字のバランスなど
まだまだ甘く
もっとこだわりたかったところですが。
これも自分で描いた水彩画を利用しました。
はじめから全体像が見えているわけではなく
まず、絵を描いてみて
仕上がりからデザインを考えます。
共演者やお店の雰囲気を
一枚のおチラシに詰め込むわけです。

タケヤリシュンタ × Hello Honu × ホシノコウスケ × シラハタショウコ
「夢幻の手渡し」
at 雲州堂

こちらは見にくさ満開のおチラシです。
自分では気に入っているのですが
わからん!と言われてしまいますね(笑)
もちろん情報を伝えるためのものなので
その情報がわからなければ意味がないのですが
知りたければ、知ろうとするでしょう?
私はそうです。
そこでふるいに掛けてしまっているとしても
それでいいんです。
私にとって大事なのは印象です。
(もちろんこのおチラシを使うときは
文字情報も一緒に添えますしね。)

ヒルエノルズ × シラハタショウコ
Live On the Air [ Live 配信 ]
at 雲州堂

これは一番最近に作成しました。
なかなか思うように絵が描けなかったのですが
その絵の端っこを切り出してみると
あら、素敵。
いつも写真として取り込むので
そういうひらめきも生まれます。
余白のつかいどころですね。

どさくさに紛れて宣伝しますが
来る2月15日火曜日に
YouTube から生配信します!
(▽雲州堂Ch - YouTube
この絵からどんな音楽が聴かれるのか、
そんな視点から覗いてもらえたら
それもおもしろいのではないかと。

たまたまこの記事を目にして
観てくれるひとがいたら
それは本当に嬉しいことです。
出会いましょう。

さいごに。
おチラシ、という言い方が
??の方もいらっしゃるかもしれませんね。
フライヤーとかよく言われますが。
私は「チラシ」という言葉が好きなんですね。
なんとなくおさまりがよくないので
「おチラシ」と言ってますが。
そこは気にしないでください。

このおチラシを印刷することは
ほとんどありません。
私自身が、
どこかから持って帰ったおチラシを処分するときに
心が少し痛むからです。
大学生時代はジャケ買いならぬ
チラシ巡行?!してましたけどね。

誰だか知らないけれど
なんかこのおチラシいいじゃない
って気に掛けてもらえるのは
とても素敵な出会いですよね。
そういうおチラシをつくっていきたいですね。

情報にあふれて
色んなものが流れてしまう時代だからこそ
何かの " 引っかかり " に
思いをはせたいものです。


シラハタショウコ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?