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[読書の記録#1] 海が見える家・海が見える家 それから(著:はらだ みずき)

こんにちは。しばまたニンジンです。

一人時間の過ごし方として、畑での作業以外によく本屋に行きます。

先日、上野駅で乗り換えした時に、上野駅構内のブックエキスプレスが視界に入ったので、たまたま立ち寄った所、はらだ みずきさんの小説「海が見える家」が気になりました。

はらだ みずきさんは知らなかったですが、なんとなく気になったので、「海が見える家」とその続編である「海が見える家 それから」の2冊を購入しました。

物語は父親の死をキッカケに、新社会人の都会育ちの主人公が田舎暮らしを始めて、主人公自身の過去を振り返り、田舎暮らしを通して、主人公が人として成長していくお話でした。

主人公と周りの登場人物の間で交わされるやり取りにより、主人公が感じている心の描写が良く描かれていて、かつ私自身も共感できるような主人公の心の動きだったので、楽しく読むことが出来ました。

また、この小説が「田舎」を舞台に書かれていたので、半農半Xの暮らしに憧れを持っていた私にとっては、より気持ちが引き込まれていきました。(私の理想の生活は以下記事に書いてあるので、良ければ是非)

都会育ちの主人公が、慣れない田舎で四苦八苦しながら人間関係を築いていき、人として成長していく物語を読んでいると、自分が「田舎暮らし」を疑似体験している様でした。

そんな「海が見える家」と「海が見える家 それから」の2冊を読んで強く感じた事は

「自分の食い扶持は自分で工夫して作っていこうぜ」

です。

会社員をしていると、会社から給料を貰う身でありながら、仕事が嫌になることがあります。

会社から毎月給料が振り込まれて、ルーティンのような生活を過ごしていると、会社に守られていることを忘れて、愚痴を言いがちになります。

ただ、だからと言って、「甘えるんじゃない!」と自分自身に喝を入れすぎると、暗くなってしまいますが、「海が見える家」を読むと、

「前を向いて、自分の身の回りの人へ何かしらの価値を提供して、自分の食い扶持を確保していこうぜ」

と、読み終わった後、能動的に頑張ろうと思わせてくれます。

憧れの半農半Xな生活に向けての一歩を踏み出せない自分にもどかしさを感じていましたが、会社以外の仕事で、身の回りの人を自分なりに支えることを、まずはしてみることから始めてみようと思います。

気になった人は、是非、購入して読んでみてください。

前向きに進む活力をくれると思います。

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