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笹川の日記0623 奇人たちの晩餐会

舞台を観に行った

先日『奇人たちの晩餐会』の東京公演を観てきた。この舞台は戸次重幸さん経由で知った。TEAM NACSが好きなので。
面白いものを観て生きていきたいのでフランス発の傑作コメディーと聞いて即チケットを取った。昨年のNACSのマスターピースはチケットがご用意されなかったので実に約2年ぶりの観劇。

以下、ネタバレ若干有りの個人的感想








まず驚いたのが晩餐会の話かと思ったら違った。冒頭からギックリ腰になってた。
終わってからあらすじ途中までしか読んでなかったことに気づいたし、wikiにストーリー全部書いてあった。
個人的に長いと途中で話を見失っちゃうからストーリー全部把握してから行った方が向いてるんだけど、結局ネタバレ見ずに行ってしまう。で、話を見失う。以下ループ。

ワンシチュエーションで会話だけで面白いのは凄いと思った。特にシュヴァル(税務署の人)が来てからの電話の展開が好き。とんでもない事実が発覚した時の空気感がよかった。
それにしても思ってたより戸次さんと片岡愛之助さんの2人芝居だった。セリフの量が半端ない・・・。


ピエールは戸次さんにピッタリな役柄だと思った。私がプロデューサーでも戸次さんキャスティングする。みんなが見たい戸次重幸がそこにある。
しかし冷静に考えるとピエールは性格が悪すぎる。

フランソワはとにかくいい人なんだけど空回りが凄い。いい人なんだけどね。
終盤で自分が晩餐会に呼ばれた理由を知るところは心が痛んだ。
ピエールからはピニョンさんって呼ばれるんだけど響きが間抜けでかわいい。


あと、休憩の入れ方が今まで観てきた舞台の中で一番上手くて感動した。
休憩が入るとどうしても集中力が切れるし、話も途切れちゃうけどこれは違った。ちゃんと休憩の間にも話は進んでいた。だから休憩明けでもすぐに物語に入れた。

舞台美術の作りも好きだった。正面に対して斜めに部屋が置かれていて空間が見やすかった。座席がほぼセンターだったので家の出入り口部分が見えなかったのが悔しい。下手から見るのがいいのかも。

映画版も見たくなったけどアマプラにはなかった。残念。
フランスの笑いは皮肉って感じなのかなぁ。

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