見出し画像

EMってなに?

聞いたことあります?

「EM」。

英語で書くと「Efective Microorganisms(エフェクティブ・マイクロオーガニズムス)」。

日本語だと「有用微生物群」。

「群」というのが重要で、要するに「EM菌」という菌があるわけではなく、数種類の微生物が共生して働いているということ。

もともと、自然界には数え切れないほどの微生物が存在していますが、それぞれの特徴を活かして、効果的に働いてくれる組み合わせでまとめたのが「EM」だと捉えています。

EMというと、まるで魔法のクスリみたいに伝わっているところもありますが、実をいうと中身は「乳酸菌」「酵母」「光合成細菌」(EM-1という種菌の中身)。

それにエネルギー源となる「糖蜜」を加えて活性化したものを希釈して使います。

実際に土作りや畜産の臭い対策などで上手く効かせられると、魔法のクスリみたいに感じてしまうこともありますが、微生物がしっかり働いてくれているということなのです。

有機栽培では科学的に作られた肥料や農薬を使いません。

虫や病原菌の影響で作物が上手く育たなかったりしても、劇的に効くようなクスリを使わないため、植物がもともと持っている防御力を十分に発揮できるよう元気に育てるのに、EMは有効な資材の一つと言えるでしょう。

タイミングや他の資材との組み合わせなど、常に上手く効かせるにはまだまだ経験が必要な腕前(書き手本人)ですが、まずは土と環境作りから「模索と実践」→「失敗と反省」を繰り返しております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?