【演技上達の鍵】忘れることができる俳優ですか?
「稽古場は、覚えてきたことを発表する場ではない。」
俳優 有薗芳記
セリフを忘れないように
立ち位置を忘れないように
言われたことを忘れないように
多くの俳優が忘れることをしないように芝居をしています。
頭の中はフル回転!
この状態で心で感じることはできるのでしょうか?
答えは、否です。
覚えることは大切ですが、それは一人でやればいいこと。
🔹 忘れる俳優は、受け取れる
稽古場には相手役がいます。
目の前にセリフ以外のモノも投げてくれる存在がいるのです。
けれども、頭の中で自分のセリフを繰り返していると
気づけなくなってしまいます。
『忘れないように』をやめた時に初めて、
相手役に目を向けることができるのです。
相手からは、表情、声色、仕草、エネルギーなど、さまざまなモノが発信されています。
その一つ一つを逃さずに受け取ることで、自分の心が反応し、芝居に変化が出てきます。
🔹忘れる俳優は、今を生きる
未来に起こることを知っていて生きている人はいません。
何を言われるのか、
何が起こるのか、
誰が来るのか、
日常ではわからないのが当たり前。
しかし、台本には書かれてあります。
俳優は、「知っているけれど、知らないこと」
として演じなければなりません。
何度同じシーンを演じようと、
役にとっては《今》目の前で起こっていることです。
頭の中で次のセリフ、次の行動を追っていると、
《今を生きている人》は演じられないのです。
🔹忘れる俳優は、役の人生を歩む
役がどんな感情なのか
観客にどう見せるか
一人で考えますよね。
考えたことを稽古場で演じてみせる。
そうしていると、自分が考えられる感情しか表現できないのです。
感情は演じるのではなく、湧いてくるもの。
時として人間は、自分でも理解できないような感情が出てくる生き物です。
自分の考えを忘れ、
相手役に集中する時、
感情の波が生まれます。
その感情をストレートに出していいのか、
抑えなければいけないのか、
どんな表現にして出すのか、
その場で選択をする。
役やシーンによって選ばなければいけません。
稽古場は、その選択を試せる場所。
同じことを、同じようにできるようにする為ではなく
台本が指定している世界で、
役として最善の選択がいつでもできるようになる。
その為に、稽古があるのです。
とは言っても・・・
すぐに、忘れることができる俳優にはなれないもの。
どう忘れるの?
忘れて演じる状態とは?感覚とは?
まずは経験し、体感することをオススメします。
プロも通う!有薗芳記氏の演技実践ワーク
◉スケジュール
12月13日(水)18:00~21:30
12月27日(水)18:00~21:30
◉受講条件
15歳以上
経験不問
◉受講費
初受講 4,400円/1回
2回目以降 7,700円/1回
*月謝支払いの方割引あり
見学は、いつでも無料で受け付けております。
◉お申込み方法
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S&S Entertainment Studio
(エスアンドエス エンタータインメントスタジオ)
TEL:03-3486-6502(11:00~20:00)
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