カズ・ヒロのように「やりたいこと」を貫ける子の育て方

カズ・ヒロさんは自分の「やりたいこと」を貫いてアカデミー賞メイクアップ賞を受賞しました。我が子がそうなるためにはどうすればいいのか、を考えてみました。

はじめに

こんにちは！「コーチのコーチャン」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーを経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

カズ・ヒロさんは自分の「やりたいこと」を貫いてアカデミー賞メイクアップ賞を受賞しました。我が子がそうなるためにはどうすればいいのか、を考えてみました。

カズ・ヒロさんはアメリカ人

👦：ねぇお父さん！今日、アカデミー賞の発表があったんだね！韓国の「パラサイト」って映画が選ばれたんでしょ？アジアの映画で初めてなんだよね？すごいよね！

父：うん、すごいよね！英語以外の言語の映画で作品賞受賞は初めてみたいだね。お父さんも観たけど興味深かったよ。

👦：ボクも観てみたいけど12歳未満は観れないんでしょ？残念・・・。あ、それから日本人も賞を取ったんでしょ？お化粧の賞だっけ？

父：メイクアップ&ヘアスタイリング賞だね。特殊メイクって言って、顔の骨格とかから変えるような大掛かりなお化粧をする人に与えられる賞だね。カズ・ヒロさんって人が受賞したんだけど、今は日本人じゃなくてアメリカ人になったみたいだよ。

👦：アメリカ人になったの？どうして？

父：日本の文化が嫌になったんだってさ。日本だと夢を叶えるのが難しいって、今回の受賞インタビューで答えてたんだってさ。

👦：そうなんだ。どんな文化が嫌だったんだろう。アメリカだと夢を叶えやすいのかな？

日本が嫌になった理由

父：お父さんも気になってさっき調べてみたら、ウソかホントかはわからないんだけど、昔こんな感じのことを言ってたみたいだよ。

カズ・ヒロ氏「日本人はやりたいこと、なりたいものについて知識は持ってるし、口では立派なことを言う。だけど実際の努力には結びつけていない。」

👦：そうなんだ。やりたいことに向けて努力する人が少ないのかな、アメリカに比べると日本は。

父：それ以前に、ほとんどの日本人は自分が本当に何をやりたいのか知らないんだと思うだよね。「親が言ったから」「先生が言ったから」「みんなが良いと言ってるから」って大事な局面において自分で決める経験を積まずに大人になってしまうから。（このことについては下記記事で書いています）

👦：そっか。ボクは本当にやりたいこと見つけたいな。

「やっていけるか」じゃなく「やりたいから」

父：それからカズ・ヒロさんは、こんなことも言ってたみたいだよ。

質問「特殊メイクの世界でやっていけると確信されたのは、いつ頃ですか。」

カズ・ヒロ氏「「やっていける」かどうかというより、「やりたい」からやっています。18歳から、その思いは変わっていません。大切なのは、やっていけるかどうかではなく、やりたいかどうか。好きな仕事でも苦労はあります。しかしそれはどの世界でも当然のことでしょう。」

👦：すごくカッコいいね！

父：多くの人が「やっていけるか」を最重視して、特にやりたいわけでもない仕事を毎日してるよね。会社とか上司の文句ばっかり言って。お金を稼ぐために我慢して仕事をしている。そんな人生ってお父さんは嫌だな。

👦：ボクも嫌だなぁ。やりたい仕事を見つけたいなぁ。

父：でも「やっていけるか」も考えずに「やりたいこと」に突っ走ってると、親とか先生とか周りの人達から色々言われるんだろうね。「ちゃんとしなさい」みたいな。多分カズ・ヒロさんはそういう環境が面倒くさくなっちゃったんだろうね。

👦：そんなこと言われちゃうのか・・・

父：周りと違うことするとグチャグチャ言う人はいるよね。お父さんも言われたことあるよ。大学院を卒業して周りのほとんどの人が大企業に就職する中、お父さんは「やりたいこと」を求めて誰も名前も聞いたことないような小さい小さい会社に就職することに決めて。「バカじゃないの」「絶対大企業にしておいたほうがいい」って言われたよ。

👦：そうなんだ。言われたけどやめなかったの？

父：やめなかったね！笑　「俺の人生なんだから、他人にごちゃごちゃ言われる筋合いはない！」って全く聞く耳持たなかったね 笑　でもそれで本当に良かったと思ってるよ。毎日幸せだし楽しいし。仕事の文句とか言ってるの聞いたことないでしょ？

👦：うん、ない。ボクもそういう風に強い心を持てるかな？

父：訓練だね！「自分で決めて、実行して、その結果の責任を取る」ってのを積み重ねていく。最初は本当に小さなことからでいいんだ。いつもやってる「どの道で帰るかお父さんを案内して」ってのも訓練になってるよ。

👦：自分で決めるのが当たり前になると、周りの人に色々言われても気にならなくなるの？

父：そう、そういうこと。もちろん周りの人からの有益なアドバイスはどんどん取り入れた方がいいんだけど。最終的に決めるのは自分だ。それが大事。

さいごに

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