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基本情報技術者(FE)試験をIT初心者が受けてみた!

今後大切な知識の一つとなる(なっている?)ITについて体系的な知識を得たいと思いながら過ごしていたため、全く知識のない基本情報技術者試験を受けてみました。
気付きや経験をレポします。

▽ほかの資格獲得についてのレポはこちら
資格取得が趣味になりかけている(笑)

ITの知識も経験もなし…だけど他の資格も役立った!?

こういった「0から独学で合格!」レポを読んでみると経験者だったり、そういった学部卒だったりと騙された気持ちになりませんか?
ということでとりあえず筆者のレベルを書いておきます。

・元教員
(小学校勤務時代に担当学級にプログラミング授業を行った経験あり)
・保有資格…簿記2級、FP3級、秘書検2級 など

「プログラミング教えてるじゃん!ダウト!!」
なんて思わないでください。
小学生相手でしたし、基本は情報支援員の方に頼っていましたし、そもそも情報教育の過渡期のためネットで調べたら分かるような基礎知識程度しか教えていませんでしたし・・・
つまり、独学を始めた当初は「????」の連続な初学者(小学生レベル)でした。

しかし勉強を進めていると公開されていた過去の問題で
「これ、○○の資格勉強時に習ったところだ!」
と、某進研ゼミのような経験をしました。
それは、簿記と秘書検です。

具体的には、基本情報技術者のストラテジ系分野で財務諸表についての過去問題がありました。(旧試験の過去問題)
これは簿記の学習では必ず出てくる問題です。
簿記を学習していた時は理解するまでに時間がかかったのですが、今回はすでに簿記の資格を持っているので思い出すだけで十分でした。

また、秘書検定では経営と組織、マーケティングが出題範囲なのですが、基本情報技術者のストラテジ系分野でも同様の問題が出てきました。(旧試験の過去問題)
簿記に比べると「とっておいてよかった感」は薄れますが、元々そういった分野がちんぷんかんぷんだった筆者にしてみれば、秘書検を取得していたので理解が早かったのは事実でした。
会社員の方などは日常業務で聞く単語のような気もするので、あまり意味がないかもしれません。

独学&有料参考書など使わずに「完全無料で」合格を目指す!

筆者は資格取得に際して
①有名な参考書、教科書を(古本で)購入して2回以上読む
②教科書を自分なりにノートにまとめる
③過去問などを解いて、ノートを補完していく
④過去問や公式問題を実際の試験時間で解く

といった学習スタイルをよくとっているのですが、今回は「完全無料」でいきたいと思いました

理由は以下の通りです。
・基本情報技術者試験の内容や形式が変更したばかり
・情報分野という性質はこれまでの学習スタイルと相性が悪い(気がする)
・これまでの資格取得経験からなんとなく無料でもいける気がした

というわけで、今回は今までの①有名な参考書、教科書を購入して2回以上読むという工程を①YouTubeで体系的な知識を得るに変更して進めていくことにしました。

①YouTubeで体系的な知識を得る

筆者が学習するうえで気をつけていることは「はじめに体系的な知識を得る」ことです。
問題をたくさん解いても、全体像が見えないとなかなか自分の中に知識として定着しない実感があったからです。
だからこそ今まで参考書や教科書を読んでいたのですが、今回は「すーさん」というユーチューバーが基本情報技術者向けの動画をまとめていたのでそちらを視聴していくことにしました。

視聴は全動画を3周ずつ(再生リストを参考に)見ました。

1周目は、「基本情報技術者ってこんなことを学ぶんだ」とまさに全体像を理解するため
そのため、内容が分からなくても気にせずに次の動画を見ていきました。

2周目は動画を見ながらTwitterに学んだ内容をアウトプットしていきました。
個人的のはやはりアウトプットが学習効率をあげると思っています。
この段階では難解な実践問題は無視していました。
ここまでくると過去問題を解いてもある程度分かってきますので、時間があるときに過去問道場(後述)を解いていました。

3周目は、動画+アウトプットしたツイートを見つつ、紙媒体のノートにまとめていきました
これは単純に筆者にとっては紙媒体へのアウトプットが覚えやすい&好きだからです(笑)
筆者は記憶の仕方が視覚優位タイプなのか「ノートのあのページに書いた内容だ!」などと思い出すことが多いのでこの工程を踏んでいますが、必要ない方も多いかもしれません。

番外編として、上記のYouTubeチャンネルではアップされていない分野(2023年6月段階ではストラテジ系分野が未アップでした)があったため、他のYouTube動画で学んでTwitterでまとめました。

②実際にプログラミングに触れてみる

YouTubeで体系的な知識を得た後は過去問演習と思っていたのですが、いまいちITやプログラミングの解像度が自分の中で上がらなかったため、実際に触ってみることにしました

既述したユーチューバーチャンネルでもおすすめされていた「Progate」 に無料登録して、プログラミング言語を触ってみました
ちなみにprogateの他にもキノコード(You Tubeチャンネル)もおすすめしていました。(筆者はみていません)

progateはスマートフォンアプリでもウェブサイトでも行うことができます。
筆者はまずprogateアプリ版で提供されているすべてのコースの無料部分を修了しました。
そしてその後ウェブサイト版でも提供されているすべてのコースの無料部分を修了させました。

そうすることで、かなりプログラミング言語やマークアップ言語、SQLなどの解像度があがり、問題も理解しやすくなったと思います。

注意点として、アプリ版はすでに入力してある単語を並び替える仕様で、言語の種類もウェブサイト版に比べて少ないです
両方やる予定の場合は、アプリ版から慣らしていった方が取り組みやすいと思います。

③過去問をひたすら解く

過去問は資格勉強で毎度といっていいほどお世話になっている「過去問道場」をひたすらやっていきます。

資格試験勉強あるあると信じたいのですが、切羽詰まらないとなかなか勉強しないため、過去問を一日60問(科目A試験が60問出題のため)×4セットを目標に解いて、結果をツイートしながら実力の把握と苦手分野を把握していきました。

過去問を解いていると、①で網羅できなかった内容が割と頻出することもあり、そのたびに間違えていたのでTwitterにまとめていったり、ノートに加筆したりしていきました。

過去問道場はスキマ時間で行っていたので、別に計算用紙が必要な計算問題は除外してやっていました。
試験直前に計算問題を全く解いていないことを思い出して、今度は用紙(スマホのメモ機能)を使いつつ、計算問題ばかり解いていきました。

④公式サンプル問題を解く

③と平行しながら、試験が2週間後に近づいてきたので公式サンプル問題を一度解いてみました。
時間は気にしないですが、一応測定だけはしていました。

科目Bについては、不安しかなかったので、YouTubeで解説動画を見ました。

独学&初心者🔰でも150時間あれば合格は可能!【総勉強時間など】

基本情報技術者 試験勉強

・目標学習時間 約200~150時間
・総学習時間 159.5時間

(※progateアプリをしていた26時間含む)
・学習期間 4か月
(画像では「3月」がおかしな訳になっていますが3月から始めています)

資格試験勉強のnoteで毎回書いているような気もしますが、やはり前半のサボり癖が出ていますね。
理想は1日に3時間程度勉強し、週末はゆっくり休んで・・・
を目指したいのですが(笑)

細かな割り振りを見てみると以下の通りです。
時間の総和が総学習時間を超えているのは、動画視聴しながらノートづくりをしていたため、重複しているからです。

動画視聴時間 85.5時間
ノート作り時間 41時間
プログラムアプリを触っていた時間 26時間
過去問演習時間 49時間

試験の実際

試験が終わったため追記!
結果は、合格しました!
採点結果は以下の通りでした。

科目A 780/1,000点
科目B 700/1,000点

CBT方式なので試験終了後すぐに点数がでましたが、合格証書は後日もらえるようです。

試験は
・科目A 90分
・休憩 (最大)10分
・科目B 100分 ですが
CBTのため自分の解答時間や休憩時間をどれだけとるかでかなり短縮はできます。
筆者は予定していた終了時間より30分近く早く終わりました。


疲れた時はうさぎの動画を見て癒されましょう🐰💛 (犬も猫も鳥も爬虫類も…みんなかわいいですよね)