9月のおすすめ本|旅/ファッション/お悩み相談/自炊
9月は読書がマイブームになった月でした。
図書館から本を借りすぎて、返却期限に追われて本を読みまくる毎日。おかげさまで(?)本を読む習慣がつき、ほぼ毎日読むようになりました。
今回は9月に読んだ13冊のなかから、おすすめの本を4冊紹介します!
かわいい我には旅をさせよ ソロ旅のすすめ/坂田ミギー
坂田ミギーさんのソロ旅は、一般的な人のソロ旅より、だいぶぶっ飛んでいると思います(褒め言葉)。地元のフェスや儀式に一人で飛び込んでいくミギーさんの旅行記は、私にとってかなり刺激的でした。
昔行きたかった場所に興味が持てなくなったり、行きたかった旅先が開発されてしまったりすることってありますよね。私自身、大学生のときにあんなに憧れたウユニ塩湖ですが、いまはさほど行きたいとは思えなかったり…
いつでも行けると思っていた海外旅行も、コロナ禍で3年ほど行けなくなってしまいました(そして今は円安で、金銭的につらい)。
今年で30歳になり、旅のあれこれ(主に予約や準備)がめんどくさくなってきてしまいました。
行けば絶対に楽しいので、30代も億劫がらずにたくさん旅行したいです。
同じ著者の「旅がなければ死んでいた」はより臨場感があって面白かったのですが、ちょっと下品な部分もあって人を選ぶかもしれません…
刺激的な旅エッセイを読みたい人は、ぜひ!
わたし史上最高のおしゃれになる!/小林直子
正直、この本のタイトルはちょっと苦手なのですが…
中身はロジカルでわかりやすく、とてもよかったです!
メインカラーとサブカラー、それぞれ3色ずつまでにまとめてコーディネートしたほうがいい、と書かれていました。私は多種多様な色のトップスを持っており、色を絞り込めていないからコーディネートをしにくいんだなと反省しました…
なんでも合わせやすいのが黒と白なのですが、私は黒を身に付けると気分があがらないので持たないようにしています。
その代わり、ネイビー、ブラウンの服や小物を増やして、コーデを組みやすくしていきたいです。
同じ著者の「お金をかけずにシックなおしゃれ」も読んだのですが、書いてあることがだいたい一緒でした。
個人的には「わたし史上最高の~」のほうがおすすめです。
自分の薬をつくる/坂口恭平
坂口恭平さんの文章は、自分の言いたいことを気の向くままに書かれている感じがして好きです。
「自分の薬をつくる」は、坂口さんがお悩み相談に答えていく本です。
自分の薬をつくる、というのは自分の日課、つまりアウトプットをする時間をつくるということだそうです。
インプットはスマホとかYouTubeで適当にやっているのに、アウトプットはしっかりした形でしなきゃ、と思ってしまいますよね。
適当なインプット同様、もっと気楽にアウトプットしていこうよ、といったことが書かれています。たしかに現代社会ではインプット過多になりがちで、気づかぬうちに疲れているのかもしれません。
気分が落ちている人や、頭が悩みでぐるぐるしている人におすすめです。サラッと読めて、読んだ後に気持ちが少し軽くなる一冊です。
自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話/山口祐加・星野概念
私は料理があまり好きではなく、夫がいないときはテキトーなごはんで済ませてしまうタイプです。この本を読むと、自分のような考えを持って悩んでいる人が多いと知り、その事実だけで少し救われました。
私は自分の作った料理をついつい「手抜きだなあ」と思ってしまうのですが、野菜を切っただけでも、蒸しただけでも、れっきとした料理だと山口さんは言ってくれて、気持ちが楽になりました。
自分(や家族)のために料理をしたという事実に胸を張っていきたいと思えました。料理に前向きになれる一冊です。
山口祐加さんはnoteでも活動されていて、この本のまえがきも読むことができます。興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。
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10月に入り、ようやく涼しくなってきました。
今月も読書の秋を楽しんでいきたいと思います。
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