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兵馬俑と動画と白いカーテン

2023年は「月一回、美術展か展覧会に行くこと」を目標にしています。

今年はじめての展覧会として、上野の森美術館の「兵馬俑展」に行ってきました。


月一回と言いながら、兵馬俑展に行ったのは2月1日。完全に出遅れてしまいましたが、一月分とみなそうと思います。

兵馬俑というと、等身大ほどの大きさでずらっと並んでいるイメージがあったのですが、それは秦の始皇帝の時代だけ。前後の時代の兵馬俑は小ぶりのものが多かったそうです。

私は小ぶりの兵馬俑が展示されていた序盤のエリアに面白さを感じたので、その部分を中心にご紹介します。


素朴な作りの騎馬俑

小ぶりの兵馬俑のなかに、馬に人が乗っている「騎馬俑」というものがありました。

「人間の上半身のパーツ」と「馬全体に、またがった人間の足が付いているパーツ」の二つを、ドッキングして作られているのが素朴でよかったです。


石で作られた細長い豚

細長い石のようなものがあって、よく見ると豚の顔が彫られていました。その豚は死者に握らせていたそうです。石が結構細めで、豚っぽくないフォルムが面白いなと思いました。

私も、細長い石の豚を握りながら埋葬されたいです。


動画コンテンツのわかりやすさ

会期の終盤だったこともあり混んでいて、説明文をじっくり読むことができないのを残念に思いつつ、展示を見ていたのですが…

出口に近いところで流れていた兵馬俑についての3分ほどの動画を見ると、兵馬俑の大きさの変遷の概要がスッと頭に入ってきました。

文章に比べ、動画は伝わりやすいということを体感する展示でした。動画コンテンツが流行る理由が少しわかった気がします。


兵馬俑展のまとめ

はじめて見た兵馬俑は、思っていた以上に人間味がありました。

ひざまずく兵馬俑。かわいい

紀元前に作ったとは思えないクオリティーの埋蔵物がたくさん展示されており、中国の歴史が長く濃かったことを実感しました。

次の兵馬俑展のときにはもっと深い部分を感じられるように、中国の歴史を学んでいきたいです。

【余談】
上野の森美術館は、設備面で課題がありました。

まず、写真撮影可能なエリアとそうでないエリアの違いがわかりにくかったです。禁止のはずの動画撮影やフラッシュ撮影をしている人がいて、案内不足を感じました。

また、トイレに行こうと思った際に案内板が見当たらず、謎の白いカーテンをめくった先に見つけたときには不親切だなと思いました。

展示自体は面白かったのですが、設備や案内の不足で満足度が下がってしまいました。今後の改善に期待します。

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