心理マーケティング②

こんにちは!
最近自粛期間が長すぎて、ふとスキンケアに目覚め
スキンケアグッズを爆買いしたRです!
正直、今はそこらへんの女子より女子力高いです。
(スキンケアに1時間半かけてるw)

そんなことはさておき、
今回は心理マーケティングについて話します。
前回のバンドワゴン効果にもつながる内容ですので、
前回の投稿を見ていない方は読んでから
今回の投稿を読むことをオススメいたします。

それでは本題に入っていきます。

皆さんには「他人とは違うものが欲しい!!!!」
「持っている服やブランド品が多くの知人と被って萎えた」という
経験はございませんか?

今回はその現象について紐解いていきます!
この心理マーケティングの名前を

スノッブ効果といいます。

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スノッブ効果とは「他人とは違うものが欲しい」という心理が働き、
簡単に入手できないほど需要が増し、
誰もが簡単に入手できるようになると需要が減少するといううものであり。

ここには他者との差異化願望が背景にあり、
限定性や希少性が価値を持ちます。

身近な例を挙げると、街中で自分と
同じ物を持っていたり、
同じ服を着ていたりすると何とも言えない
嫌な気持ちになったり、
みんなの知らない素敵なもの、
なかなか買えないブランドの商品、
数量限定品などは少し高くても
思わず買ってしまったりした
経験はありませんか?

まさしくあの現象がこのスノッブ効果に当たります。

たしかにバイトや仕事がんばって買ったものが
多くの友達ともろかぶりしてたら
めちゃくちゃ萎えますよね?


RなんかはこのKANGOLのTシャツ

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ロゴもかわいくておしゃれなのに
来ている大学生が多く、量産型に
見えてしまいそうという点や
みんなが知っているなじみの
ブランドで価格帯がわかりやすく、
また最近では小学生も来ていることがわかり、
以上の点から結局購入していません。

スノッブ効果自体、
マーケティングにおいては幅広い
製品やサービスに用いることができ、
他の心理マーケティングの効果と
一緒に使われることが多いです。
市場に置いて、
最近ではこの効果に関連する
言葉を見ない日はありません。

ここで事例をいくつか取り上げてみましょう。



事例1:【期間限定】の商品

「今日だけ限定10食、国産最高級A5ランク和牛使用」

こんな看板を見て、
思わずお店に入りたくなった経験ありませんか?
これは「今日だけ限定」というところで
スノッブ効果の影響を受けています。
このように期間を限定する言葉は、
希少性や特別感を与えやすい言葉のひとつです。

セールなども期間を限定することにより、
あまり変わらない値段でも
普段より特別感を感じやすくなっています。

また、地域限定という言葉もよく目にしませんか?
例えば、小さい時にハローキティの地域限定ボールペンや
キーホルダーを集めた、という人もいると思います。
これもここにしか売っていないという特別感で
思わず買ってしまうという、
スノッブ効果の影響を受けています。

ちなみにRは旅行に行った際、
お金もあんまり持ってきてないのに
関らず予算オーバーするくらいお土産買っちゃいますw

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事例2 :【人と被らない】商品 (オーダーメイド)

「誰も持っていない、あなただけの財布」
「配色からロゴまで自分で決められるシャツ、靴」

このような製品気になりませんか?
このように、人と被らないことでも希少性や特別感を
感じさせることができます。
世界にひとつだけ、などという言葉もその一種です。

実際の例を挙げると、
NIKEはロゴの配色やひもの色まで
自分でカスタマイズできる製品があったり、
ラルフローレンではロゴをかわいいクマに
したりすることができたり、
元あるものに自分で付け加えたりして、
特別な商品を作れるようにしていたりと
工夫されています。


以上のように期間限定やオーダーメイドなど
日頃の生活で目にしないものが無いといっても
過言ではないほど
スノッブ効果は日常に転がっています。



ここで前回話したバンドワゴン効果と
比べてみましょう。

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バンドワゴン効果は、
「人が持っているから自分も欲しい、
流行に乗り遅れたくない」
と言う
心理が作用し、他者の所有や利用が増えるほど
需要が増加する効果です。
「バンドワゴン」は行列の先頭をいく楽隊車を意味し、
「バンドワゴンに乗る」とは、
時流に乗るということを意味します。
他者との同質化願望が背景にあり、
多くの流行やヒット商品にバンドワゴン効果が
作用しているといえます。

 スノッブ効果とは、
「他人とは違うものが欲しい」
という心理が働き、
簡単に入手できないほど需要が増し、
誰もが簡単に入手できるようになると
需要が減少します。
他者との差異化願望が背景にあり、
限定性や希少性が価値を持ちます。

小学生でもわかるように簡単にまとめると

みんなが持つとほしくなるのが「バンドワゴン効果」
みんなが持つとほしくなくなるのが「スノッブ効果」です。


この一見反対に見える心理マーケティングの効果ですが
この両方を同時に使い効果的に
商品を売る方法もあります。
ここでは事例を2つ挙げます。

【スノッブ効果応用事例➀】
バンドワゴン効果+スノッブ効果

「大好評により発売2日で売り切れたあの人気商品が50個限定で復活!」

この文章では、
「大好評で売り切れた」というみんなが持っている
安心感のバンドワゴン効果と、
「50個限定」という
希少性を刺激するスノッブ効果
上手く組み合わせています。
このように、相反するような2つを
組み合わせることにより、
単体の使用よりも、さらに魅力的に伝えられます。

【スノッブ効果応用事例②】
バンドワゴン効果+スノッブ効果+ウェブレン効果

またこの2つの効果に加えてウェブレン効果も応用して
商品を売り出すことも可能です。

ウェブレン効果は簡単に説明すると
顕示的消費のことです。
ウェブレン効果についてはまた
今度詳しく取り上げるとして、

この3つの効果を利用して売り上げている商品がこちら

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そう!金色のやつ!!みなさんおなじみ
「プレモル」ですね。
この商品は少し高い価格ながらも人気の商品です。

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販売当初は「プレミアム」というネーミングにより
特別感を出すスノッブ効果と、
高めの価格設定で高級感を出すヴェブレン効果により
人気商品にまで押し上げ、そこから先は、
人気商品としてのバンドワゴン効果で、
大ヒット商品におしあがったという事例です。



このように複数の効果を組み合わせることで、
長期的に、また幅広い層に商品やサービスを
届けることができます。

まとめ:スノッブ効果で効果的に宣伝しよう!

スノッブ効果などの行動心理学、
心理マーケティングの用語は
初めて聞いたという方も、
スノッブ効果を狙った宣伝文句には
見覚えがあったと思います。
また、宣伝だけではなく、行動心理学は顧客と
実際に話す際にも効果を発揮するものばかりです。
他の人は意識していない
スノッブ効果を効果的に日常生活に
取り入れてみてはどうでしょうか?

これからも皆さんが賢い消費者、
そして賢いバイヤ-になれるような
情報を発信していくので
チェック宜しくお願いします。

それではまた。

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