ラン活について
先にお母さんになった友達からもよく聞いていた「ラン活」
私のように何をしたらいいかわからない人もいるかと思ったので忘備録として残しておきます。2022年度入学児の一人の例としてご覧ください。
ラン活の時期
「春から年長さん。保育園もあと一年だねぇ。」なんて思っていた保育園からの帰り道。同じクラスのお母さんから「ランドセルどうする?」なんて聞かれて、「え?もう?ラン活ははじまっているの?!」とびっくりした。そのお母さんから「年長の4月くらいで売り切れる工房もある」とか「保育園からもパンフレットが沢山もらえた」という断片的な情報をもらい、何をどうしたらいいのかすら全くわからなかった私は、友達の先輩ママに聞いて、年中の3月くらいからネットで色々見て気になるところのカタログ請求、年長のGWくらいまでに展示会やデパートなどの売り場に行って検討しました。コロナ禍だったので展示会があるところは若干少なかったかもしれませんが、私たちは展示会2社、デパート、イオンをみて決めました。
年長の6月くらいには決定して、8月にはもう届いていました。(入学まで半年以上もある!)
予算
今回は私の両親がお金を出したいとのことだったので、お言葉に甘えてお願いしました。予算は色々なメーカー等を見て大体7万円くらいかなと思っていたのですが、正直こんなに高いのかぁとびっくりしていました。工房系だから高いというよりもCMしているようなイオンで売っているものも大体同じ価格帯なのにも驚きました。(ネットで探すと2万円のものもあって、なるべく安く済ませる方法もあります。)
我が家の選んだもの 結果
我が家は色々と迷って、土屋鞄のクラリーノにしました。
理由は本人が一番気に入っていたこと。6年間も使うものだし、本人に選んで欲しかったのですが、何を選ぶか内心ヒヤヒヤ。親の好みからも外れず子どもの欲しいものに決まってよかったです。
・親の希望 学校まで遠いから、できるだけ軽いもの。
重いから本革は除外。素材は合皮一択!
できればシンプルなものだといいなぁ。
・子どもの希望 カーキかグリーンが良い!のみ。
グリーンのランドセル(しかも合皮)って調べるとそこまで多くない。なので、自然と選択肢が狭まったのも良かったです。グリーンといえども黒っぽいグリーンなので、大人っぽい感じで本人も気に入っています。
我が家の考察 反省点
その1 重さ?軽く感じるか?
実際に入学して半年使ってみての感想は、「ランドセル重い…というか荷物多すぎ!」。一年生からタブレットの持ち帰り、水筒、体操着に絵本袋…。小さい体でこんなに重たいものをいくつも持つのがかわいそうだなと思っています。教科書類は国語と算数以外は学校に置きっぱなしでいいことになっているけど、タブレットがケースの重量も足されてかなり重い…。なので、せめてランドセルは重たいものにしない!というのは大切だと思います。あとは背負った時のフィット感、肩のベルトの辺りの感じとか、ランドセルそのものの重さよりも、背負った時に軽く感じるかどうか?ということを重視したほうがいいかも。
子どもも大人も大満足で選んだランドセル。ですが、いくつか実際に担いでみた中で特別軽いものではなかったです。正直なことをいうと、イオンとかで売っているランドセルの方が肩ベルトがふわふわで軽く感じたそう。我が家は小学校が遠く、通学に40分位かかるので、体に負担がかかりにくいものを選んであげられたらもっとよかったのかなぁ。
カタログ等にランドセルの重量が書いてあるのですが、意外と重量はメーカーによって大きくは変わりません。(素材が同じ場合では、ですが…)
今はナイロンでできているリュックタイプのものも出ていて、すごく気になりました!が、現物を見ることができず検討できず…実際に背負ってみて軽く感じるなら検討したかったです。でも値段は合皮のランドセルと大して変わらなかったりもするので、それも悩んだだろうなぁ。
あとは、我が家は合皮だったけど、やっぱり最初は硬くて担ぎにくいです。なので早めに梱包から出してたまに背負ったりして肩ベルトを柔らかくしたりしておけば良かった。
その2 選ぶ時に大切にしたこと
親側が予算や素材や作り、重さなど何を重視するのか、ある程度はっきり決めておいた方がいいと思います。もちろん子どもの意見をどれだけ取り入れるのか?ということもよく考えて決めておくとお互い楽しく選ぶことができると思います。我が家は素材と価格は親が、色やデザインは子どもが選ぶことにしました。
特に色問題は、親同士で話していると6年間飽きずに使える落ち着いた色にして欲しいなぁなんて声もよく聞きます。私個人としては、どんな色を選んでも6年生まで大事に使っている子はいるし、色に失敗も成功もない気がします。6年もあれば好きな色や服の好みだって変わるのは当然のことで、それをまだ小学生にもなっていない子に先のことまで考えて選べってなかなか難しいお題のような…。入学してから私は毎日子どもと通学を一緒にしていて、他の小学生を観察していると、ランドセルの色って本当に色とりどりです。ランドセルの色について飽きちゃったという小学生を見たことはないので、個人的には好きな色を選ばせてあげる方がメリットは多いかなと思います。本当はあれが欲しかったのに、親が買ってくれなかったとか、意外と子どもはずっと思っていたりするので。保育園の先生に「緑のランドセルにしたんだよ」と嬉しそうに報告していた姿は今思い出しても可愛いです。
最後に
ラン活って市場に踊らされているのか?と疑問に思うこともありましたが、親子、祖父母にとっても一つの行事のような思い出になりました。「どれがいいかな〜」と色々なランドセルを担ぐ我が子の姿を眺めることは親にとっても幸せな時間でした。子どもにとっても小学生になる準備イベントとして受け止めていたように思います。こんなに沢山あると選ぶのも大変ですが、男の子は黒、女の子は赤と決められていた時代の私からすると自由な時代になったんだなとすら感じました。
2022/10/28 追記
mont-bellが通学用バックパックを開発とのニュース。一般販売もこれから予定されているようなのでこれからは小学生=ランドセルという常識も変化していくのかもしれませんね。値段も機能も申し分ないし、mont-bellが作ってくれるなんて信頼感もあります。さらに富山県立山市が無償配布!!! これなら子どもの荷物重たい問題&ランドセル高級問題のどちらも解決できますね。子どものことを考えてくれる大人が増えるのは嬉しいです。
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