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セカイ系同人誌『ferne』刊行のお知らせ
2021年11月23日(火祝)、同人誌『ferne』(読み:フェルネ)が刊行されます。同誌は、編集者・ライターとして活動する私、北出栞(@sr_ktd)による完全個人編集のプロジェクトとなっています。
『ferne』がキーワードとするのは「セカイ系」。2000年代初頭にアニメ・ゲーム文化周辺で生まれ、今年完結を迎えた庵野秀明『エヴァンゲリオン』シリーズや、『君の名は。』『天気の子』で一斉を風靡した新海誠の作風がそう形容されてきました。
本同人誌は、破滅的な「世界の終わり」が描かれることも多い同ジャンルと、「世界的」危機として語られる感染症禍の2020年代を重ね合わせ、多彩なテキストによって人間と「世界」との距離感について考察を巡らせる内容になっています。
11月23日(火祝)、東京流通センターにて開催される「第三十三回文学フリマ東京」にて初版本を頒布。現在、オンラインストアBOOTHにて第2版の通販を行っています。
書誌情報
書名:ferne(フェルネ)
企画・編集・発行:北出 栞
デザイン:竹久直樹
表紙イラスト:木村 勇
サイズ:四六判、224ページ
価格:2,000円
販売場所:11月23日(火祝)第三十三回文学フリマ東京(於 東京流通センター)https://bunfree.net/event/tokyo33/
ブース番号:タ-28
BOOTHストア:https://fernebooks.booth.pm/
収録内容
【巻頭言】
「セカイ」から、再び始めるために(こちらで公開中)
北出 栞
【論考】
青空と神話——ドイツ・ロマン派の芸術観から探る「セカイ系」のアクチュアリティ
北出 栞
【座談会】
「セカイ系文化論」は可能か?——音楽・映像の交点からたどり直す20年史
柴那典+渡邉大輔+北出 栞
【論考】
この手のなかに溶けゆく世界——新海誠とAppleにおける流体のマテリアリズム
布施琳太郎
【インタビュー】
セカイ系とは、哲学そのものである
山内志朗
【論考】
実存と救済——男性主人公の「僕」と戦闘美少女の「君」からなる物語の構造
高橋 幸
【論考】
セカイ系を再定義する——あるいは、『イリヤの空、UFOの夏』をもう一度考える
平野遥人
【インタビュー】
いま「セカイ系」物語を書くということ
岬 鷺宮
【論考】
不可能性としてのセカイ系——杉井光の忘却の否定神学について
王 琼海
【座談会】
セカイ系・日常系・感傷マゾ——フィクションと私たちの関係、20年間のグラデーションを探る
サカウヱ+ヒグチ+わく+北出 栞
【エッセイ】
プライベイト
慈
【年表】
セカイ系作品クロニクル 1995-2021
編集後記
プロフィール
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※「第三十三回文学フリマ東京」にて頒布した初版本では、裏表紙のテキスト表記に誤りがございます。
×柴 那典+渡邉大輔+北出 栞
「セカイ系文化論は可能か?」
〇柴 那典+渡邉大輔+北出 栞
「セカイ系文化論」は可能か?
2022年1月より販売されている第2版以降では修正されています。
お問い合わせ
siori.kitade@gmail.com または発行者のTwitterアカウント @sr_ktd のDMまで。
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