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血液がん(多発性骨髄腫)と向き合って

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還暦の誕生日に血液がんで入院、2カ月半で退院したものの抗がん剤治療は約1年続きました。退院後、2カ月半たってはじめたnote。1年以上続いたのは「がん」と向き合ってきたから。血液…
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2020年11月の記事一覧

薬剤(抗がん剤)の副作用あれこれ

 がんの治療のためには抗がん剤を飲まざるを得ない。そうすると種々の副作用が生じてくる。発…

コロナ禍の病院はまるで面会謝絶~辛い入院生活

 私が、入院したのは6月18日。新型コロナ感染症の第1波がおさまりかけた頃でしたが、まだ…

ステロイドで乾癬が改善したが・・・。今日(11/12)はいい皮膚の日。

 今日はいい皮膚の日だそうな。多発性骨髄腫の治療で、持病の乾癬が改善されているのは、数少…

体温計と血圧計。本当に精確なの?

 がん治療で入院してから、一番お世話になっているのは、体温計かもしれない。一日に何度も体…

フリーライトチェーンK/λ比が改善

 本当のところ、どんな意味があるのか素人にはよくわかっていないのだが、「K/λ比」が大幅に…

多発性骨髄腫の余命は何年?

 主要な癌の余命は、かなり詳細に調査報告がされているようだが、血液のがん、とりわけ多発性…

なぜ、日本は新薬の保険適用が遅いのか?

 コロナ禍からの脱出にはワクチンの開発が急務である。なのに、報道されるのは海外のワクチンばかり。国産はなぜできないのか?と疑問に感じる。早々に、政府は欧米からの確保を図ったことから、早期に日本の開発は遅れることが明白だったことが分かる。英国のアストラゼネカ社、米国のファイザー社などのワクチン開発は先行している。国産では、アンジェス社が大阪大学医学部付属病院で臨床試験に入り、来年春の実用化を目指すとしているが、欧米からは出遅れている。  この要因は、日本の臨床医学研究が全般的

治療と仕事の両立、職場に感謝

 仕事に復帰して2か月が経過した。当初は、歩くのさえきつかったが、今では昼休みの2kmの…

入院で失った筋力の回復のため散歩。継続は筋力アップなり。

 がん治療の入院で、困ったのは体重の減少と筋力の低下だ。60kg前後の体重しかないのに、55kg…

骨髄腫発症、治療に至る予兆は骨折だった

 多発性骨髄腫の疑いは、5年ほど前に検査で了知していた。しかし、セカンドオピニオンでは、…

目下、残念なのは味覚障害

 おなかすくし、食欲はまあまああるのだが、目下、最も残念なのは味覚障害。味覚障害といえば…

便秘のコントロールに悩む日々

 副作用の便秘には、入院当初から悩まされている。痔の傾向があり、便秘になると固い便が肛門…

目覚める夜。熟睡の日はいつ訪れるのか?

 治療前は、0時前後に就寝し、6時半頃に起床していた。その間は、まず起きることはなかった…

冷たい水が歯にしみる。顎骨壊死が気になり、歯科衛生を考える。

 急に寒気が入りこみ寒い一日になった。腎機能の維持には、水の補給も欠かせないが、水が冷たく感じられなんだか歯にしみてくる。そういえば、がん治療にあたって、まず最初に歯科口腔外科で歯科検診を受けた。抗がん剤の副作用で顎骨壊死が生ずる恐れがあるからなのだそうだ。  「壊死」というと、腐ってボロボロになってしまうイメージが浮かび怖かった。実際の症状としては、「顎の骨の一部が歯肉から露出する」「歯を抜いた部分の痛みがいつまでも続く」「顎や歯肉が腫れて膿が出る」「下唇がしびれてくる」