多発性骨髄腫の余命は何年?

 主要な癌の余命は、かなり詳細に調査報告がされているようだが、血液のがん、とりわけ多発性骨髄腫の余命は判然としない。報道もあまりされない10万人に3人とか5人とかのレベルの罹患率だからであろう。

 しかし、進行性の高い多発性骨髄腫のバイオマーカーは示されている。

  1. 骨髄中の形質細胞比率が60%以上
  2. 血清遊離軽鎖(FLC、フリーライトチェーン)比が100以上
  3. MRIで2カ所以上の5mm以上の巣状骨病変あり

 私の場合、このすべてにあてはまりそうである。つまり、治療開始時には、進行性の多発性骨髄腫であった。ステージでいうと三段階の二段階の末期といったところ。だからといって、余命が短いのか否かはよくわからない。早期発見早期治療が余命に影響するという一般的な傾向からすると、ここまで進行性が高いものであれば、余命も短いことになる。

 いずれにしろ、3年なのか5年なのかそのくらいだろう。それをつきつめて考えてもあんまり意味がないのかなと最近思うようになってきた。

 一日一日生きていることに感謝する積み重ねの日々がつづく。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。