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35.うっかりドーピング(意図しないドーピング)も違反になるの?

ハーイ、どうも!
ようこそSPヤマトのアンチ・ドーピング講座へ😊

すでにこのnoteにも50本くらいの記事を投稿してきましたが、あなたのアンチ・ドーピングに関する理解度は向上してきていますか。

最近は、イギリス・チャールズ国王即位の話題がニュースを賑わせていますね。

ところでイギリスの正式名称をご存じでしょうか。

外務省のホームページを覗くと

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

と掲載されています。

日常生活で、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という正式名称を知らなくても、特別不便を感じることはありませんね。

しかし国際会議などでは、発言順や着席位置などは正式名称によることが多いのではないでしょうか。

ここで・・・
同列に扱うには少し強引な気もしますが・・・

普段、中高生などがスポーツをするのにアンチ・ドーピングを気にしていなくても、実際にプレーをするのに不便を感じることはないでしょう。

ところが、これが一旦公式の場に出ることになるとそうはいきません。

全国大会に出場することになれば、ドーピング検査の対象になる可能性が格段に高まります。

その時、あなたが意図していた意図していないにかかわらず、検体から違反物質が検出されればドーピング違反に問われます。

知らなかった、忘れていた、偶然だとか、どんな理由をつけたとしても、検体から違反物質が見つかれば、その事実でドーピング違反になり、なにがしかの制裁が科されます。 

ここでは、実際に国体であった事例を紹介します。
当初4年間の資格停止とされましたが、「選手には重大な過誤または過失はない」と判断され、処分が軽減された例を紹介します。

2017年8月18日 日経電子版から

国体で初のドーピング違反 自転車優勝の男性、資格停止4カ月

日本体育協会は18日、昨年の岩手国体の自転車成年男子ケイリンで優勝した福井県体協所属の選手がドーピング違反で4カ月間の資格停止処分となったと発表した。国体では2003年静岡国体で検査導入以来、初の違反例。当該の寺崎浩平選手は当初4年間とされた処分期間を不服として日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に申し立て、JSAAが同日、処分の期間を大幅に短縮する裁定結果を出した。昨年10月8日の競技後の検査で、禁止物質で筋肉増強効果があるテストステロンとアンドロステンジオンに陽性反応を示した。ケイリン優勝は取り消され、2位以下が繰り上がる。ケイリンに先立って同選手も出場して3位となったチームスプリントの扱いについては、25日の日本体協の国体委員会で協議する。福井県の得点や順位の修正も国体委で決める。JSAAによると、服用していた海外のサプリメントに禁止物質が含まれていた。ただ製品のラベルに禁止物質が含有されているとの記載がないことや、以前から同じ商品を使っていながら国体の約半年前の大会ではドーピング検査で陰性だったことから「重大な過誤または過失はない」と判断し、処分を軽減した。

元記事はこちら


この記事からもわかるように、アスリートに故意や意図が認められない「うっかりドーピング」も処分対象になることがわかります。

なおドーピング検査は、全国大会などの大きな競技会だけでなく、練習中や職場や学校、家庭など、競技会以外のときにも行われています。

いつ、ドーピング検査の対象になっても慌てないように、普段から本欄を読んでイメージトレーニングをしておきましょう。



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