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あなたの「スキ」でカンボジアの子どもたちへサッカーゴールを贈ろう!東南アジア教育支援プロジェクト

あなたの「スキ」でカンボジアの子どもたちへサッカーゴールを贈ろう⚽

みなさんは世界の15才以上の7人に1人は読み書きができない、という事実をご存じでしょうか?
戦争や貧困、あるいは近くに学校がないという理由で学校に通えず、読み書きが出来ない、また、読み書きが出来ないために安定した職につけない人は世界では珍しくありません。

スカパーJSATでは、学習面や就職面で将来の選択肢を増やすため、日本ユネスコ協会連盟の推進する「世界寺子屋運動」を通して、カンボジアに寺子屋 “スカパーJSATスクール” を開校しました。安定的かつ持続可能な教育支援を目指し、2031年までに自立運営できるようサポートを行っています。
また、スカパー!ならではの取り組みとして、 “子どもたちがスポーツを楽しみ、好きになってほしい!” という想いから、そのきっかけづくりのサポートもしています。

2022年11月に行われたブンデスリーガジャパンツアーでは、試合当日、スカパーJSATブース内に「東南アジア教育支援プロジェクトパネル」を展示し、SNSと連動して「TwitterとFacebookで集まった“いいね”の数×50円を寄付する」という企画を実施しました。結果、TwitterとFacebookで合計2,555いいね!を得て、 さらにスカパーJSATからも同額増量し255,500円分のサッカーシューズ、当社ロゴ入りユニフォーム、サッカーボールが現地の子どもたちの手に渡りました。

今年は"昨年届けることができなかったサッカーゴールを届けたい!"という思いから、
2023年7月29日(土)に行われるブンデスリーガジャパンツアー当日にかけて1か月間、SNS上でサッカーゴール寄贈に向けたキャンペーンを行っています。

今回はこの取り組みを推進している「東南アジア教育支援プロジェクト」について、チームメンバーのMさんとKさんに、プロジェクトの活動や想いを伺いました。


▼今回インタビューしたメンバー
Mさん
普段の業務:お客様に衛星通信を使っていただく際の技術検討
好きなエンタメ:お笑い(漫才)。推しのコマンダンテが2023年5月に解散し、新たなる推しを模索中。

Kさん
普段の業務:海外顧客に向けた衛星通信の提供
好きなエンタメ:韓流。「トッケビ」「愛の不時着」が好きで、韓流好きも当社志望の理由のひとつ。

ー東南アジア教育支援プロジェクトとはどのようなプロジェクトですか。
Mさん:2013年に当時の社長がインドネシアの教育財団を訪問した際、現地の学校と生徒を目にして、「子供たちの教育環境の向上に当社として何かできないか」と考えたことをきっかけに発足したプロジェクトです。
当社のグループミッションである「Space for your Smile」の方針に基づいて、当社ならではの「エンタメ」と「宇宙」教育を通して東南アジアの子どもたちを笑顔にすることを目指しています。

―具体的な活動内容について教えてください。
Mさん:毎年何かできないか、メンバーと議論して活動方針を決めているのですが、例えば過去の活動では教育をする教師が不足していることから、教師のトレーニングをサポートするために衛星回線を貸し出したり、社内での寄付活動を行ってきました。
最近では、ユネスコの世界寺子屋運動(※)の下で、スカパーJSATスクールを開校しました。これは、経済的な理由で公立の小中学校に通学ができない子供たちに教育の機会を提供するために寺子屋を作る取り組みです。
カンボジアでは、教育よりも、働き手としてその日を生きることに精一杯な子供たちもいるのですが、そういった子供たちに生活に関わることも含めた教育を受けてほしいという想いがあります。

Kさん:一度小学校に通えなくなると、中学校やその先の高校には行けないというような負の連鎖があります。スカパーJSATスクールでは、通うことで中学校相当の資格が与えられて、高校にも行けるようなサポートもしています。

世界寺子屋運動とは
世界寺子屋運動は、基本的人権として誰もが教育の機会を得て、貧困のサイクルを断ち切り自ら考えて行動を起こしていけるように、1989年から活動を続けています。
寺子屋は年齢、宗教、性別にかかわらず、すべての人が公平に学べる場として、海外ではCommunity Learning Center (CLC) と呼ばれています。

引用:https://www.unesco.or.jp/activities/terakoya/
スカパーJSATスクール
教室内

―スカパーJSATスクールについて、お二人は現地視察もされたんですよね。
Kさん:はい。2015年から世界寺子屋運動への協力ということで動き始めていて、開校したのが2021年でした。開校後、コロナ禍で現地に行けない状況が続き、今年の3月にやっと視察に行くことができました。
Mさん:コロナ禍でできていなかった開校式として子供たちにサッカーグッズを寄贈しました。他にも実際の授業を見学したり、どのような子供たちが通っているのか知る貴重な時間になりましたね。

―特に印象に残っていることはありますか。
Mさん:純粋に「学校に通えることが嬉しい!」という想いを持った子供たちが多いことが印象に残っています。他にも生活様式の違いを感じました。例えば、綺麗な飲み水を利用できる子供たちが少なかったり、現地の小中学生の年代はバイク通学でかなり遠いところから通学していたり、実際に行くまでは知らないことばかりでした。

授業を受ける子供たち

Kさん:カンボジアでは「衛生」に関する授業もやっていて、綺麗な水で身体を洗おうとか、しっかりご飯を食べることがどれだけ大切か、そういった生活するうえで基本になるようなことも教えているんですよね。
また、現地での寺子屋の役割として、寺子屋のカリキュラムを修了すると小中学校卒業資格を得られるシステムになっており、経済的な理由等で一時的に公立の小中学校に通えない生徒にとって、重要な教育の場となっている点で、視察時にカンボジアの教育関係者から本活動に多くの感謝の言葉をいただいたことは、大変印象に残っています。

―今年度もサッカーゴールの寄贈に向けて取り組んでいるということですが、なぜサッカーグッズなんですか。
Mさん:サッカーがカンボジアで一番人気のスポーツだからです。子供たちもサッカーが好きなのですが、用具が十分になく、思う存分に遊べないという悩みを聞いていたことがきっかけです。
あと、当社がブンデスリーガジャパンツアー等サッカーに関する取り組みをしていることも理由のひとつではあります。

―一番人気のスポーツなんですね!サッカーグッズを贈られた子供たちの反応はどうでしたか。
Mさん:開校式中の寄贈だったこともあり、子供たちもしっかり座って話を聞いていました。ですが、開校式が終わったとたん、子供たちがユニフォームやサッカーボールを持って行って、皆で着替えてサッカーをして遊んでいました。その光景はとても嬉しかったですね。
皆本当にサッカーが好きで、サッカーができることが嬉しいんだなって。

サッカーで遊ぶ子供たち

―実際に喜んでいる光景を見れるのは嬉しいですね。最後に、今度取り組んでみたいことはありますか。
Mさん:先ほどもお話しした飲み水の問題に取り組みたいです。
子供たちがサッカーをした後に飲むような水について課題になっていると現地の方からも伺いました。今後実際にできるかは検討する必要がありますが、水に関係のある企業・団体と協力して水に関する教育をしたり、綺麗な水を現地に送るような取り組みができないかなと思っています。
私自身、社会貢献をしたい気持ちもあってこの会社に入社したのですが、技術職ということもあって直接的に人々の役に立つことを実感しづらい部分がありました。プロジェクトの活動を通して、自分の周りで当たり前にあるものがない暮らしをしている人がいることや、その人たちに役に立てるというやりがいを実感したため、今後も人々の役に立つような取り組みを考えていきたいです。

Kさん: Mさんも仰るように、当社のリソースだけでは難しい支援も異業種企業や団体と協力することで支援の幅を広げていけたらいいなと思っています。
私の場合、以前プロジェクトに参加していた先輩社員から話を聞いたことや、普段海外市場の調査を行う中で、データだけでは見えないものがあると感じたことをきっかけにプロジェクトに参加しました。
この活動を通して東南アジア地域での当社のビジネスにもつなげていけたら良いなと思っております。


普段生きる中で当たり前に思うことも、実際に新しい国や人々と出会うことで、人を支える新たな気付きにつながることがあります。
この記事を読んだ方の気付きのきっかけになれば幸いです。

東南アジアプロジェクトでは、今年度もSNS上でサッカーゴール寄贈に向けたキャンペーンを行います。
この投稿への「スキ」 1つにつき、スカパーJSATから50円を世界寺子屋運動に寄付
を行います。
※本施策に関連するすべてのSNS投稿の反応の合算が寄付につながりますので、是非「スキ」をお願いします!

■「スキ」募金受付期間
2023年7月12日(水)~2023年7月29日(土)

■スカパーJSATが実施しているサステナビリティ活動はこちらからご覧いただけます。

(取材・文 ヤマ)

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