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施策紹介:幸福度を上げる、スペサン的オフィスコンビニ

「人を幸せにする 心震える瞬間を創造、を企業理念に掲げる幸せ企業スペサンでは、メンバーが幸福に働けるように、様々な施策実験を行なっています。

今回ご紹介するのは、「Special HAPP!(スペシャル・ハップ!)」。
カテゴリ的には、オフィスグリコやオフィスコンビニに分類されますが、スペサンならではの幸福要素が詰まっているので、ご紹介します!!

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HAPP!Shopの概要

①健康に配慮した商品をセレクト
体にやさしいおやつ、ランチのお供、スムージー、無添加レトルト品など、健康に配慮したものや、会社のキッチンで土鍋炊飯を楽しむための生米も売っています。

②定価=仕入れ値+ハピネスチャージ
商品には10円(実験の結果、これくらいがちょうど良い)をハピネスチャージとして上乗せし、商品を販売しています。

③ハピネスチャージをメンバーに還元
メンバーが商品を購入することにより貯まったハピネースチャージは、オフィスの装花や季節のイベントなど、メンバーが喜ぶことに使います。

HAPP!を利用し、自分の体を気遣う買い物をすることで、メンバーみんなの幸福に貢献することができるオフィスコンビニシステムです。

HAPP!Shop運営で期待できること

①メンバーの健康増進、意識改革
HAPP!では、商品入荷時にslackで入荷情報を発信します。
その際に、商品の安全性や特徴についてもお知らせしています。
「体に優しく、安全である」ということを知った上で食べると、たとえポテトチップスであっても、罪悪感が幸福感を上回ることはありません、

②オフィス内で「わくわく」や「楽しみ」を提供
オフィスにちょっとした楽しみがあると、職場での幸福度はあがります。
日持ちする商品以外にも、できる範囲でフレッシュなお惣菜や、パンを入荷
するなどして、日々変化をつけています。小さな変化は人を幸福にします。

③コミュニケーションが生まれる
興味を引く商品があれば、「これ、なんだろう」「美味しそうじゃない?」という、小さなコミュニケーションが生まれたりします。
ひとつのお菓子をシェアしたり、「これ美味しいよ!!」というリコメンドが生まれたり、HAPP!の商品に合わせたコーヒーを提供するツワモノが現れたり・・・。日々面白いコミュニケーションが生まれています。

④メンバーの所属意識・貢献感を刺激
商品購入時に、自分がメンバー全員の幸福に貢献している・・・という実感をもってもらうことで、幸福の要因でもある貢献感や、チームへの所属意識、連帯感などを向上させます。

その他にも、検証しづらい小さな効果はたくさんあると思っています。

HAPP!Shopの課題

本当にやってよかった施策ではありますが、改良の余地はたくさんあり、課題はもちろん「こんなことやってみたい」という野望もあります。

①利用者が偏る=還元資金の出どころが偏る
メンバーには色々なタイプの人がいるので、HAPP!を利用しない人もいます。個人の自由なので全然OK!ですが、売り上げの一部が還元資金となる現状のシステムだと、還元資金の負担がヘビーユーザーに偏ります。

ここで問題なのは、HAPP!の利用頻度が少ない状態で還元を受けるメンバーの「気持ち」です。「やったー!ラッキー」と思えるポジティブな人ならいいのですが、HAPP!を利用していないのに還元を受けることに「申し訳ない」と思ってしまったり、恐縮してしまうタイプの人もいます。
そうすると、還元イベント自体が苦痛になってしまいます。

②メンバーを巻き込む難しさ
現状は私が店主としてひとりで管理をしているのですが、当初はメンバー全員が出品者になれるオープンなショップでした。自分がオススメしたい商品をHAPP!に卸し、「今日の店主」という形で運用したいと思っていましたが、お金の管理や売れ残った時のケアなどを考えると、大風呂敷を広げて巻き込むのは難しいことを悟りました。

まずは、小さなところから「週に1つ、オススメのラーメンを卸してよ」「月に1回、おいしいコーヒー豆を卸してよ」くらいのところから巻き込んでいくのが有効。強みを生かしていたり、承認されている感覚が、プレッシャーに負ける状態で巻き込むとうまくいきません。

③企み
スペサンのグッズ開発や、幸福にMTGを進めるためのツールなど、ラボ的な要素を持たせたり、モノではなくメンバーの強みを商品として並べたり・・・妄想と構想は広がるばかり。

これからも、メンバーが幸福に働くために様々な実験を繰り返したいと思います。