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料理から想起されるエピソード

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普段作るお料理から、映画、アニメ、漫画、小説等、関連付けて想起されたエピソードを連ねてゆきます。
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#映画レビュー

水(映画「トップガン マーヴェリック」)

(途中より暑苦しいネタバレあり)。 お風呂上り、朝起きた時、運動会の徒競走の後。お水が極上のご馳走となることがあります。最近水道の水もお茶にして飲むことが多く、それがたまたま外で頂くミネラルウォーターの水に、驚くような美味しさを感じることがあるのです。 水が出てくる映画。しかもそこで出てくる?という場面で登場する「トップガン マーヴェリック」。言わずと知れたトム・クルーズ主演映画「トップガン」の続編で、只今大絶賛上映中なのです。絶対見にゆくぞ!と決意を固めたのが、酎 愛

ケンタのチキン(映画「グリーンブック」)

(ちょいネタバレしてます)。 このシリーズ50本目記事記念。とうとう既製品がそのまま出てまいりました。ご乱心した殿ではありません。それはケンタのチキン。昔コマーシャルで「突然食べたくなる」とありましたが、まさしくそれです。午前の仕事の後自宅で昼食の場合、突然食べたくなって買って帰ることが、以前は2~3カ月に1回ありましたが、今では年1~2回でしょうか。脂っぽいものに食指が伸びることが、少なくなりました。 しかも以前はチキン+ポテト+ビスケットみたいな取り合わせだったのが、

味噌汁(映画「アイの歌を聴かせて」)

(劇場公開中につきネタバレ回避で書いてまいります)。 画像は豆腐の味噌汁。我が家では味噌汁を作ると具の豆腐率高く、たんぱく質の少なめな食事のときにはよく出てきます。どさくさまぎれに腹持ちをよくするには、なんといってもお豆腐なのです。汁物に味噌汁、寒い日に湯豆腐。主菜に麻婆豆腐。そして鍋物にも外せない脇役。お豆腐は変化自在のオールラウンダー食材として、今日もるりい家の食卓に君臨するのでした。 さて、味噌汁つながりの映画というと、今公開中の「アイの歌を聴かせて」というアニメ映

駅弁(映画「鬼滅の刃無限列車編」)

(今回もモロネタバレ書いちゃってますので閲覧注意です)。 念願の海を見に息子と一緒に行ってまいりまして、昼食どうしようかという話の中で、食堂もいいけれど、駅弁買って海を見ながら食べよう、ということになりました。私が選んで買ったのは東北福興弁当。いろんな東北名産品をこれでもかという程詰め込んでいて、食べるごとに味変という、なかなかにエクストリームな東北一周を脳内で展開できるお弁当でございました。 駅弁ってどうして、旅の途中で食べると美味しいんでしょう。そもそもお値段もスーパ

焼うどん(映画「福福荘の福ちゃん」)

その昔、うどんとは法事やお葬式で親族が集まる場で食べるものでした。食器が足りなくて、子どもの自分はご飯茶碗にめんつゆ入れて、あまった無造作に盛られたうどんの山にはしを突っ込んで、台所の床に座って頂いていたものです。家に帰ると必ず蓮の焼印のついた大きな葬式饅頭を半分に割って食べていましたっけ。大人になって初めて遭遇した焼うどんは、とある居酒屋のシメで誰かが食べていたのを発見したのでした。自分で作るようになったのは、かなり後です。最後に湯気にまみれてトッピングのかつおぶしが踊りま

チーズケーキ(映画「八重子のハミング」)

上記の写真は放送事故ではありません。チーズケーキなのです。手作りのヨーグルトレアチーズケーキを作りたいと思い立ったが最後おさまらず、やんごとなき事情による緊急事態宣言中に必死で材料を調達しましたが、世は巣ごもり全盛期。型がとうとう手に入らず、自宅のカレー皿を使ったのでした。味はベリグッドでしたので良しとします。余りは冷凍して少しづつ自然解凍して、ブルーベリージャムを添えたりして、ささやかなティータイムを楽しんでおりました。 映画「八重子のハミング」は若年性アルツハイマー型認