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あの人が願っていたこと 39

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 望んでいた

静かに あること
心穏やかに あること
何かに 振り回されずに あること

あの人は 幼い頃から 
固定観念に 縛られてきた

ルール 通りにやらなければ ならない
決まりを 守らなければ ならない
親を 困らせては ならない

いくつも いくつもの
ならない が あの人を
がんじがらめにした

無意識のうちに 従っていた その縛りを
社会に出て 日々を重ねる中で 気づいた

その縛りを 手放したい
あの人は そう語った

しかしながら 物語の所々に
手放すとは 別の声色の言葉が潜む

その言葉とは はじけたい という言葉

静かな有様とは 真逆で
勢いよく 何かが
生まれでる有様を指す 言葉だ

思い返せば あの人は
絵が描くことが 好きだった

縛られていた時 でさえ
絵を描くときは 時間を忘れることができた
それほど 好きだったのだ

そうなのだ

あの人が ほんとうにやりたいことは
静かにあることでは ない

はじけたいのだ
今こそ 絵を 描きたいのだ

誰かの 何かを 模写したものではなく
自らの中から 生まれたものを表現したいのだ

この胸の内にある 感覚を 
爆発させ 表現したいのだ

そうだ そうなのだ
はじけるように 生きていきたいのだ

この絵は 願いの絵
自らの鎖を解き放ち 無意識を現実に変換する衝動の絵

脱獄

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