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あの人が 願っていたこと 16

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 願いという言葉から
二つの物語を 聞かせてくれた

ひとつめは 満ち足りた気持ちから
行動を起こすこと

何かを 分け与える行動は
まず自分を 満たしてから

誰かのことを考える前に
自分自身の声に耳を傾けてほしい

熱を帯びながら あの人は語った

ふたつめは 話しかける際の
言葉の扱い方

他者に 触れる時は
触れたその手が 傷つける拳になることを
忘れずにいること

たとえ 相手のためであっても
痛みを伴う関わりを 避けてほしい

あの人は 悲しげに言葉を発した

この二つの話から 
透けて 見えてきたのは
信念のような 丁寧さ

わたしは あなたを大切に扱いたい
という 丁寧さ

それは 人知れずに傷つき
笑顔で 涙を隠してきた結果

どうしたら いいのかを
必死に 考え抜いた結果

決して 
傷つかないように

決して 
力が削がれないように

過去のわたしには 
してあげれなかった

けれど

これから 
わたしが触れる人には

丁寧に 丁寧に 丁寧に

そう 誰かと触れられる人に
わたしは なりたい

この絵は 願いの絵
傷だらけの両手で包み込む慈愛の絵

抱擁

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