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あの人が 願っていたこと 22

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 語った

私は いままで
人間関係に 恵まれてきた

生きていく間に たくさんの人と関わり
それぞれの 物語を聞いてきた

ひとりひとりが 何かしらの事情を抱え
精一杯 意思決定をしていること

人間は 知性があり
あたたかな 存在であることを

それを知った

しかし 知れば知るほど
分かれば 分かるほど

心の中には ある気持ちが
湧き上がってきた

どうして 分かり合えないのだろう

思想の違いや 何かの政策の是非
誰かがYESといえば 誰かがNOという

ゲームの中のような
正義と悪がいるのではない

どちらも 同じような未来を
願っているのにも関わらずにだ

何かの見方が 違ったり
知らない情報が あったり
ボタンのかけ違いでしかないのに

そうだ

ここから あと一歩 踏み込めば
少しだけ 相手の立場を 想像すれば

YESでもNOでもない
選択肢を考え出すことができるはずだ

私たちが 進むべき道は
そういった対話の先にこそあるのだ

だからこそ あの人は話を聞く

誰も傷つかない 誰も傷つけない
第三の道を探すために

この絵は 願いの絵
手を取り合う世界を信じた聖者の絵

進路

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