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あの人が 願っていたこと 31

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

あの人は 自分の育った境遇の
意味を 探していた

その体験を 活かせと
何者かに 言われている気がして

幼い頃に 母親を亡くし
父親に 育てられてきた

複雑な 環境の中
あの人は 早くから 
お金を稼ぐことが 求められた

知恵も 経験も ない中で
できることは 限られる

あの人は 悟った

生きていくには 
手に 職をつけることが 
必要なのだと

この辛さは まだ自分の人生が
始まっていない だけなんだと
自分に 言い聞かせ続けた

自分の 居場所は
どこに あるんだろう

厳しい 生活の中で
問いが 頭に残った

働きながら 学び続け
社会に出て 仕事に着いた時
探し続けていた物は 見つかった

手に 職をつけられ 
安心できる 居場所

それは 会社なのだと

会社は 家族のように成長を見守り 
毎日の取り組みを 応援してくれる場所だ

この場所が あれば
生きていく力を 育むことができる

この場所が あれば
安心して 還る場所になることができる

だから あの人は 会社を 興す

生きるのが困難な人に 
手を差し伸べるため

過去の自分を 救うため

この絵は 願いの絵
生命の意味を問い 未知なる可能性にこの身を捧げる大樹の絵

樹冠

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