あの人が 願っていたこと 20
わたしは お節介なんだ と
あの人は 語り出した
そのお節介の対象は 職場だ
1日の大半を 費やす仕事
1日の大半を費やすということは
その人にとって 生きること そのものだ
であるならば
生きること
そのものであるならば
関わる人が
その人らしく いられるような場にしたい
やりがいがあり たのしめることも
あるだろう
けれど
くるしかったり つらいことも
あるだろう
あの人は それを何とかしたいのだ
手の届く 身近な人たちが
毎日を 居心地良く過ごせるようにしたいのだ
自分から 距離を詰め
その人のことを 知る
その人は 苦しんでいないか
そこに 何ができるのか
どうしたら 楽になるのか
問いが あの人を突き動かす
そこまで 誰かのために
あの人が動けるのは
そこに 歓びがあるからなのだ
あの人が はたらく
周りに 笑顔がふえる
それがあの人の 歓びであり
身体を突き動かす 源であり
あの人を
あの人らしくさせているものなのだ
あの人が はたらく
歓びが 背中を押し
次の 歓びにつながっていく
この絵は 願いの絵
関わる歓びを 自らの力に変換する舞人の絵
いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。