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あの人が 願っていたこと 06

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

この絵を書かせてくれた方は
自分の活かし方を 問い続けていた

すこし 時間を遡る

当時は 今と違う仕事をしていた
手応えも感じており 成績も良かった

しかし ある時 気がつく

自分が 仕事を頑張ると
価値を下げていることに

物を売るには 売り上げのために
価格交渉が 必要なこともあるだろう
時として 単価が下がることがある

それが 許せなかった

有限な 時間をつかって
人の手がかかった 品物の価値を 
自分が 下げているなんて

これが 自分の仕事なのか

自分は 何をやっているのだろうか

ならば 何をすべきなのだろうか

気がついたこの日から 
自分の活かし方への 
探究が始まった

やりたいことを 実現したり
狙いを定めて 行動したこともあった
思ったように 事は運ばない

数を重ね 長く残っているものは

自分発意のものではなく
誰からのご縁から 
声がかかったものだった

相談を 持ちかけられたこと

友人から 頼まれたこと

いいよと二つ返事で 応えたこと

その積み重ねが 今の自分を作っていた
そして 結果を追うことをやめた

確かに 誰の目からもわかる
目立つ結果は 甘美だ

一度 味を知ると 
何度も手を 伸ばしたくなる

けれど その誘惑に耐え
活かされる選択をした方が 
ずっと豊かなことを知ったのだ

この絵は 願いの絵
自らの役割を遂行する誇り高き戦士の絵

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訣別

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