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あの人が 願っていたこと 05

願いには いろいろな形がある
この詩は 誰かの願いの物語から
湧きあがった直感を 絵にした記録

この絵を 書かせてくれた方は
子どものように まっすぐな 
気持ちを 持っていた

人はいろいろな 
側面を持っている

そして その中には 
好きな自分と 嫌いな自分がいる

好きな自分は いい 
出番がよく訪れる

心地よいタイミングで 呼ばれ
外界に出ることを 許される

うれしいことも かなしいことも
精一杯 表現することが できるのだ


しかし
嫌いな自分は 違う

何かに触れてしまい
出番が来たとしても

抑えられ 控えられ 止められ
外界に出ることは めったにない

それどころか

嫌いな自分は 悪者扱い
居なくなることを 望まれたりする

自分の中には 
出ることが許されていない 自分がいる
この人は それを知っている


では 許していないのは 
いったい 誰なのか

それは 自分だ

いままで作り上げてきた 
意識が 常識が 世界が

嫌いな自分が 
外に出ることを 禁じている

だからこの人は 待つ


目の前に 座り
じっと 瞳を見つめ
静かに 耳を傾ける

いい とか わるい とか
すき とか きらい とか

そういうのは 関係ない

だって そこに 
在る のだから

ならば 

あなたの姿を 見せて欲しい
あなたの声を 聞かせて欲しい
あなたの手に 触れさせて欲しい

それを全部 受け止めるから

この絵は 願いの絵
虐げられた影に手を差し伸べる母性の絵

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受胎

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