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【レストランを夫婦で経営するということ】

よく言われるのが

『朝から晩までお店、自宅とずっと夫婦一緒だから大変でしょ!?』

ところが全くそんな事はありません。
一番の店のファンであり私のお料理の理解者、そして子供達が大好きなママでもあります。

たまに夫婦喧嘩してるな………と感じれる雰囲気悪いお店もありますよね。そこで今日は夫婦でお店をうまくやっていく術をご紹介致します。将来夫婦で開業を目指される方は特に要チェックです!難しいことはありません。

1、自分が美味しい料理作ってるからお客が来てるんだぞ!養えてるんだぞ!………そんな気持ちが微塵でもあるなら見事払拭してください。陰ながら支えてくれているからこそステージに立たせてもらっているのです。

2、あなたの一番のファンは妻である。修行時代、貧乏で長時間労働でも信じてついてきてくれてあなたのお料理を誰よりも美味しい!そして安全で自信を持ってお客様にご提供出来る。そう思ってお出しするのは誰よりも貴方を知り尽くした相方だけです。だからこそ真摯に食材にお料理に衛生面に抜かりなく行動して信頼を裏切らないように努めなければなりません。恥をかくのは貴方だけではないのですから。

3、夫婦と言えど他人、喧嘩はあります。夫婦間で決め事を作りましょう!喧嘩しても翌日までは絶対持ち越さない。翌朝はきちんと笑顔で挨拶を………それで喧嘩はおしまい。まぁ、出来れば男性から謝りましょう。そうすると翌日までいきません。喧嘩してるのに二人でお店営業されたらスタッフもたまりませんし、店の雰囲気が確実に悪くなりお客様にも伝わります。喧嘩をするのも悪いばかりではありません。お互い理解し合いたいから喧嘩になるのです。

4、親しい中にも礼儀あり、夫婦間でもこれは大事です。互いに尊敬しあえる仲になる、ということは常に互いに勉強し高みを目指すことです。それがお店の向上に繋がっていきます。我が家ではオナラも一切目の前ではしません。自宅で全裸でも歩きません。それが夫婦であり男女であるということです。

5、レストランや家族の事、夢や理想を常に話し合い同じ方向を向く。経営すると色々な事がります。家族も増えると子供の教育など色々な事があります。全てを夫婦で家族で乗り越えなければなりません。任せっきりでは一方にストレスが蓄積されていつか爆発し、お店にも影響が出てきます。やはりいつも相手を思いやり気持ち、奉仕の心が求められます。見返りを求めないのが大事です。

その気持ちがお客様にも必ず伝わります。そして店の雰囲気が温かく良いモノに替えの効かない唯一無二のレストランが生まれてくると思います。二人に会いにお客様はいらしてくださいます。実はチェーン店や大型店には出来ないのがこの事なんです。絶対的に雇われでは出来ない愛情や想いがありますよね。

この5項目は夫婦でのレストラン経営だけでなく、夫婦の有り方でもあります。もう夫婦生活10年になりますが何故か今が一番仲が良いかもしれません。様々な経験をして共に歩んできて10年経ってやっとやっときちんとした本物の夫婦になれたのかもしれません。

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