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* 私は現在、ミスタードーナツにてこれを書いている。 本…
1へもどる * 現在練馬駅前のミスタードーナツでこれを書い…
2へもどる * さて、私は今新しいメモを書いている。 前回…
3へもどる それにしても、自分が妄想したことが現実になりかけていることに私は一人震えて…
4へもどる * 自室で目覚めた私はようやく頭がすっきりしたよ…
5へもどる 池袋は人が多い。以上池袋に関する感想を終わる。 私はとにかく腹が減っていた。意味も無くこんな所に来てしまって、見知らぬ土地でこれから食事処を探さなければならなくなった。 腹が減りすぎてきっとヤバい顔になってきているだろう。元々人相はヤバいから、これ以上ヤバいとヤバい顔の人が居ると通報される。早くしないとヤバい。もう何でも良かった。それほどに私はヤバかった。 私はマクドナルドに飛び込んで、エビフィレオのセットを頼んだ。何故エビフィレオにしたのかというの
6へもどる * 由梨絵さんとの邂逅から二日経って、私の人生…
7へもどる * 由梨絵さんとのデートまで、遂にあと一日とい…
8へもどる * いよいよ、当日になった。 果たして彼女は…
9へもどる * あの日以降の私はというと寧ろ清清しい気分で一…
10へもどる この時の私の精神状態は言葉では表現出来ないだろう。出来ないのはきっと私の文…
10へもどる * 現在時刻は十九時半。私は自室の机でこれを…
12へもどる * 今日も今日とてミスタードーナツ練馬駅前店で珈琲を啜りはじめてから、もう二、三時間は経っただろうか。メモを書くのも飽きてきたので私は本を読み始めた。現在読みかけの本は太宰治の「晩年」だった。 ロマネスクという短編の「嘘の三郎」という章を読んだ。 三郎という主人公が身の回りの人に嘘を付きまくる話だった。三郎の嘘は幼い頃から天才的で、それに気付く者は彼の周りには居なかった。後ろ暗い過去を背負い続ける主人公の話である。 三郎