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“スポカレ流” ラグビーW杯観戦ガイド 日本代表編

(Credit: 江戸村のとくぞう)

今年9月20日(金)に開幕するラグビーワールドカップ。前回大会では南アフリカを破る大金星を挙げ、五郎丸ポーズも注目を集めましたね!
でも選手とか多くて分からない?なんで日本代表に外国人選手がいるの?

そんな人にもラグビーを観戦してほしいスポカレ編集部が日本代表、通称Brave Blossomsを徹底解説します!

日本代表史上最強の31人が決定!!※8月29日現在

主将:リーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス)

<FW>
▼PR
稲垣啓太(パナソニック ワイルドナイツ)
木津悠輔(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
具智元(ホンダヒート)
中島イシレリ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
ヴァルアサエリ愛(パナソニック ワイルドナイツ)
▼HO
北出卓也(サントリーサンゴリアス)
坂手淳史(パナソニック ワイルドナイツ)
堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ)
▼LO
トンプソン・ルーク(近鉄ライナーズ)
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモレッドハリケーンズ)
ヘル・ウヴェ(ヤマハ発動機ジュビロ)
ジェームス・ムーア(宗像サニックスブルース)
▼FL
ツイ・ヘンドリック(サントリーサンゴリアス)
徳永祥尭(東芝ブレイブルーパス)
リーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス)
ピーター・ラピース・ラブスカフニ(クボタスピアーズ)
▼FL/No8
姫野和樹(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
▼No8
アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
<BK>
▼SH
茂野海人(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
田中史朗(キヤノンイーグルス)
流大(サントリーサンゴリアス)
▼SO
田村優(キヤノンイーグルス)
▼SO/CTB
松田力也(パナソニック ワイルドナイツ)
▼CTB
ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラレッドスパークス)
中村亮土(サントリーサンゴリアス)
ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
▼WTB
福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)
アタアタ・モエアキオラ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
レメキ・ロマノ・ラヴァ(ホンダヒート)
▼FB/WTB
松島幸太朗(サントリーサンゴリアス)
▼FB
山中亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)

なぜラグビー日本代表には外国人がいるの?

実はラグビーの国代表には、以下3つの内1つの条件をクリアすればなれるんです!
1. 生まれた国
2. 両親、祖父母の誰かが生まれた国
3. 日本に継続して3年以上住んでいる(尚、2020年12月31日からは、5年以上の条件に変わる)

(引用:https://www.rugbyworldcup.com/news/245382)

大抵の外国人選手は、条件3をクリアし、時には母国の代表オファーを断って日本代表として体を張り続けています。キャプテンのリーチ・マイケル選手もニュージーランド出身です。日本代表なのだから、日本人であるべきと思うあなたも、全力で君が代を歌う姿、ひたむきにタックルを繰り出す姿を間近に見れば、納得できるはず!日本人に劣らないほどの侍スピリットを持った外国人が、日本のためにプレーをしてくれている。それがラグビーの魅力の一つなんです!

サンウルブズって?

ニュースでたまに目にするサンウルブズですが、これは日本初の国際プロラグビーチームです。実は国内リーグ、トップリーグはアマチュア選手がほとんどで、社員としての業務の傍らラグビーに勤しんでいる選手がほとんどです。そんな中、サンウルブズは、およそプロ契約の選手がチームを形成しており、他4カ国の合計15チームで頂点を目指し、しのぎを削っています。

日本代表の強化を目的としていますが、海外からも経験豊かな選手、才能豊富な若手も起用しており、世界で最も国際色豊かなラグビーチームとも言えます!また、ブランドとしても成功を収めており、選手たちも世界一のファンと称するサポーターたちが、スクラムの時「Awoooアウー」と狼の鳴き声を発するのが見ものです!ルールは分からずとも、試合に行けば楽しめること間違いなしなので、ぜひ来シーズンは秩父宮ラグビー場へ!

サンウルブズ参戦中のスーパーラグビーを観るなら、JSPORTSがオススメ!サンウルブズ全試合を含む注目試合を絶賛放送中!ラグビーW杯も全48試合生中継!

日本代表監督って?

ラグビーでは、他のスポーツとでの監督の役割は、ヘッドコーチ(HC)が担います。前HCはかの有名なエディー・ジョーンズですが、現在はジェイミー・ジョセフというニュージーランド人が担っています。ジェイミーは、2015年にハイランダーズ(スーパーラグビー)を優勝に導いた手腕を買われ、2016年から日本代表のヘッドコーチに就任。日本代表にエディーの時代とは違う、キック戦術を落とし込もうとしています。

“スポカレ注目”選手 フォワード編

稲垣啓太(プロップ、186cm, 116kg)

“縁の下の力持ち“と呼ばれるプロップの先発筆頭候補。そのイカツイ表情に気を取られがちだが、タックルをしては起き上がるを繰り返す仕事量が魅力。スクラムの前列であるプロップの要としても安定感があり、日本が世界に誇るラグビー職人。

グラント・ハッティング(ロック、201cm, 116kg)

空中でボールを取り合うラインアウトでジャンパーを担うロック。無論、チームで最も背の高い選手達がこのポジションを担い、日本代表候補で最も背が高いのが、ハッティング。写真1でも空中にジャンプしているのがハッティングで、背はなんと201cm。W杯では、ラインアウトでの安定性が重要な日本代表に欠かせないプレーヤー。

マイケル・リーチ(フランカー、日本代表キャプテン、189cm, 105kg)

タックルもよし、ボールを運ぶのもよし、キャプテンシーもよしと、日本代表史上最も完成されたプレーヤー。NZ出身ではあるが、15歳の時に、札幌山の手高校に留学生として来日、それ以来日本で生活をし、日本語もペラペラ。日本代表に選ばれなければ、オールブラックスに選ばれてもおかしくなかったほどの逸材。頼むぞキャプテン!

姫野和樹(フランカー/NO8、187cm, 108kg)

日本人離れした体躯と不屈の精神を持った今大会期待の新星。社会人1年目に、国内リーグの所属先のトヨタ自動車でキャプテンに抜擢され、以来チームの2年連続ベスト4進出に導いた。普段ファンサービスで見せる甘いマスクとは裏腹に、試合では鬼の形相でタックラーを吹き飛ばし、トライを取りにかかる。


“スポカレ注目”選手 バックス編

田村優(スタンドオフ、181cm, 91kg)

ボールを最初に受け取り、他のプレイヤーに指示を出し、チームのブレイン(脳)であり、なおかつ試合ではゴールキックを任されるため、最もプレッシャーのかかるポジション。接戦が予想されるW杯では、田村選手の正確無比な右足から繰り出すゴールキックは日本代表にとっての生命線となる。ゴールキックのみならず、プレー中にゴロを転がして味方にボールを繋ぐ、“グラバーキック”も得意とし、ジェイミージョセフHCの推進するキック戦術の要となる選手。

アタアタ・モエアキオラ(ウィング、185cm, 114kg)

今回サプライズ選考となった弱冠23歳のフレッシュスター。ジョセフHCが「Xファクター」と呼ぶ、試合に強烈なインパクトをもたらすプレーヤー。ウィングといえば、スピードに目が行きがちだが、なんと言ってもアタアタは規格外のサイズ、なおかつパワーとスピードも兼ね備えている。ディフェンスに課題を残すが、ベンチからのインパクトプレイヤーとして力を発揮するだろう。

山中亮平(フルバック/スタンドオフ、188cm, 93kg)

去年まではW杯候補外と言われながら、国内リーグの神戸製鋼とサンウルブズでの活躍が買われ、候補入りした急上昇株。昨季神戸製鋼に加入した世界的スタンドオフ、ダン・カーターに刺激を受け、一皮剥けた印象を受ける。最後の砦(フルバック)として、日本のディフェンスラインを守り、今までミスター追加招集と揶揄されてきた悔しさをW杯で晴らしてこい!

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