ご主人様、呪いの館に行く パートIII
僕は霊感犬ポチ。
ご主人様の呪いの館シリーズが増えていく…。
僕は結構、心配なのだが、ご主人様は、僕のそんな気持ちを露知らず、今日も出かけていった。
「今日こそ、良い家に出会えますように」とお祈りしていたが、今回も僕の祈りは届かなかった…😭
1軒目、既に物件にたどり着く前から、嫌な予感は始まっていた。
それは、ご主人様がその家がある直ぐ側にある山を見た時からだった。
「この山、なんか嫌だ…」
そして、目的地に到着。
既に、ご主人様のテンションは低空飛行。
一応、家の中に入るが…
撃沈。
気持ち悪くなって、不動産屋さんにごめんなさいをして、早々に家の外に出た。
外で、パクパクしているご主人様を、1つ上のお姉さんが応急処置。
次の物件に移動。
そして、2軒目。
ここは入れなかったけれど、後々、事故物件だったことが発覚…。
ご主人様、呼ばれるの巻きだ。
そして、まさかの3軒目…
超ド級の呪いの家だった。
ご主人様、1階に足を踏み入れた時から、もう、ごめん…
冗談半分、本気半分。
この家を見ようと言った1つ上のお姉さんに、鋭い突っ込みを入れたご主人様だが、この家に関しては、業の強いオーナーさんに取り込まれた気弱な人に、二人とも呼ばれていたらしい…
本当にゲッソリ、グッタリのご主人様だったが、まぁ、帰りの新幹線の、いつもの宴で、1つ上のお姉さんに鋭い突っ込みを入れて、二人で大笑いして、しっかり、嫌なものを祓って帰ってきた二人。
にしても、僕としては、毎回、本当にハラハラドキドキのご主人様の出張なのだ。
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