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海を舞台に世界を旅する 10  NZ編

仕事を辞め、英語も話せず、大男が、情熱と好奇心で海を舞台に世界中を巡るノンフィクション青春ストーリー。 笑
思いっきり笑い、たくさん泣いて、仲間と共に世界の絶景に出会います。僕の大切な3年間にわたる冒険のお話

当時の書きためたノートや日記、メモをもとに書いていきます。
はじまりはじまり。


オークランドからバスで約4時間、ニュージーランドの北側、パイヒアという街に着いた。

ここは日本の沖縄のような?場所で、ニュージーランドの原住民であるマオリ族の聖地と、文化が残るニュージーランドでも人気のスポットだ。

パイヒアの街の前にはBAY OF ISLAND (島の湾)と呼ばれる多数の島々が浮かぶ美しい海域が広がり、釣り、ヨット、シーカヤックの旅などマリンスポーツも盛んだ。

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オークランドのような都会ではないけれど、賑やかな街並みに心が弾む。

「ここで過ごすのも悪くないな」とにニヤけ顔を晒していると。

桟橋からキャプテンジムが登場。

怖い。顔が怖い。眼光が鋭い。

鷲鼻に綺麗なブルーの瞳、白髪、ヒゲモジャ。

物語から出てきたんかいって感じのオールドソルト(古い船乗りに敬意を評してこう呼ぶ)だ。

イギリス訛りのしゃがれ声で歌うように抑揚をつけて喋る。

「ようこそ、君がカイだね。ジム・コッティアだ。家にきてもらうのは全く問題ないが、家ではやるべきことがいくつかある。」
「午前中は家の手伝いをすること。」
「午後は自由に過ごして構わない。」
「島に電気と水はないから大切に使うこと。」
「宿泊費用はいらないが、次回はラム酒をお土産に。」
「それと一度日本食を作ってくれると嬉しい。』

そう言って僕に握手しながらウィンクして笑ってみせるジム。

僕は背骨から頭にシビれるような高揚感と尊敬を感じた。


島には船で30分ほど。可愛らしいボートで島に向かう。

島の名は「ロバトンアイランド」。

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なんとその島に一軒だけ家があり、島の管理人をしながらそこに住んでいるそうだ。どういうこっちゃ。

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島に着いた。

穏やかなビーチ、小さな桟橋、フィージョアフルーツの木があっておおきな木の木陰に白い家が建っている。屋根には芝生が植えてありとても静かだ。

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ここは天国か?と思い「ライク ア ヘブン」とジムとテリーに伝えたら、「パラダイスと言いなさい、まだ死んでないわ」と訂正された。何が違うのか夜の辞書を引くまでわからなかったが、そう、まさに楽園という言葉がふさわしい島だった。

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僕の人生で最高の二週間が始まる。

続きまーす。



あなたのサポートのおかげで僕たちが修理している船のペンキ一缶、刷毛一つ、ロープ一巻きが買えます。ありがとう!!