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小・中学時代のエピソード

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2024年2月の記事一覧

#4 始まりの合図

「起きろ〜!朝だぞ〜!」
休日の朝、2階のリビングから自分の部屋に向かって呼んでいる母親の声が。

いや。叫んでいる母親の声がする。

時計を見るとまだ6時半。

「なんでこんな朝早くに起こすんだよ〜。」

リビングにいる母親に問い詰める。
おはようよりも真っ先に。

母「いや起こしてないし。自分のこと何歳だと思ってんの」

自分「確かに声が聞こえたんだって!」

母「何言ってんの、早くご飯食べち

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#6  義理でも良いから…

#6 義理でも良いから…

今日はバレンタイン。

「バレンタインの日空いてる?学校前に来て欲しいんだけど。」

小学6年生の時にクラスの女の子に言われた言葉だ。自分の元にとうとう本命チョコが来るのかとワクワクが止まらなかった。多分ニヤニヤが止まっていなかったはず。単純な男だからね。

当日。胸を高鳴らせて学校前に向かうと自転車に乗った女子が4,5人いた。まさかそんなにチョコを渡してくれる子がいるのか!とテンションがMAXに

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#15 靴の名前

#15 靴の名前

どう考えたら、その答えに辿り着くのかね。

時間を遡り、幼稚園時代の話をしよう

自分の名前と同じ人が2個下にいて、その子が初めて目の前に現れた同名の子だった。

派手に騒ぐ、やんちゃな子だな。というイメージを持っていて、比較的大人しい自分とは真逆なタイプだなと思っていた。

ある時クラスのみんなで歌を歌っていたのだが、普段優しい先生が教室のドアを開け、
鬼の形相で
「〇〇〜!!!!!ちょっとこっ

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