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日記

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山本清流の日記です。日記の内容としては、範囲を限定しないつもり。限定したとしても、例外が絶対に出てくるから、あらかじめルールはつくらない。そのとき、書きたいことを書く。
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#詩のようなもの

山本清流の読書記録【需要なし/自分用/映画も】

山本清流の読書記録【需要なし/自分用/映画も】

 こんにちは、山本清流です。

 自分用、です。

 頭を整理するために、いままで読んだ作品を記録します。

 覚えている限り、だけど。記憶間違いも、絶対あるけど。

 見知らぬ人の脳内が気になる稀有な方は、どうぞ。

 ☆がついているのは、個人的に気に入っている作品。

 〇中学生時代・芦沢央『罪の余白』

・有川浩『図書館戦争』

・伊坂幸太郎『魔王』

☆小野不由美『鬼談百景』

・金沢伸明

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【詩】持続可能な希望と絶望

午前七時に起きると琵琶湖に原爆が落ち
午前八時ごろに復興を誓うパレードが開かれた
午前九時に僕は死刑になってしまったけれど
午前十時ごろに感動の生きかえりを果たした
午前十一時にいったんゾンビパニックになり
正午ごろになって宇宙戦艦が助けに来た
午後一時に僕は新人賞を受賞できたが
午後二時ごろに「間違いでした」と電話が入り
午後三時にはそろそろ安楽死しようと計画し
午後四時ごろに不老不死の薬が誕生

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【詩】幸せ

幸せになりたくて
嫌なことを撃退したけど
完全にはなくならない

しかたなく
幸せという概念を広義にした
嫌なことも包摂したけど
定義上でしかなかった

精一杯に
さまざまな言葉を駆使した

どうも処理できない
現存する言葉の貧弱さに
寂しくなった

だから

幸せは諦めた
これは死亜和背なのだ

この概念は
僕の記憶のみによって
構成されている

どんなに僕を物語っても
誰も理解することはできな

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【詩】つながり

チェンソーで手首を
滴り落ちる血
味わうあなた
泣いているのは
わたしの欲望を
まずいと言わない
あなたの優しさ
笑っているのは
孤独が流れたから
乾いた地に魚の死骸
腐臭が心地よく
悲しみを払ったから





わたし
三秒の命を
なまなましく生きた