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日記

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山本清流の日記です。日記の内容としては、範囲を限定しないつもり。限定したとしても、例外が絶対に出てくるから、あらかじめルールはつくらない。そのとき、書きたいことを書く。
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2023年10月の記事一覧

【『死体』制作日記3】ホス狂は、推し活の最前線。

【『死体』制作日記3】ホス狂は、推し活の最前線。

 歌舞伎町について調べていたら、ホスト業界にハマってしまった。

 こんな世界があるんだなあ、と実に興味深い。

 ホストたちは全力で女性を楽しませようとするし、

 お客さんの女性たちも(姫と呼ばれる)全力でお金を貢ぐ。

 お客さんの女性たちは社会的な成功者なのではないか、と勝手に思っていたが、

 実際は、ほとんどみんな風俗嬢であるようだ。

 これは意外であった。ホスト業界はそもそも性産業

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【『死体』制作日記2】歌舞伎町を舞台にしようかなあ……

【『死体』制作日記2】歌舞伎町を舞台にしようかなあ……

 まだ設定を練ってるところなので、『執筆日記』ではなく、『制作日記』に変更します。

 今回の作品のアウトラインは、「主人公が誤って人を殺してしまい、その遺体を自宅に放置していたら、怪奇現象が発生した」という感じです。

 こういう設定の場合、死体が動き出すのが常なのですが、

 あえて死体を動かさないという演出がかえって恐怖を煽る、ということを、僕は、とある作品から学んだのです。

 動きそうで

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【日記】笑顔ジレンマ。

【日記】笑顔ジレンマ。

 笑顔をしたほうがいい、とは思うのだが、

 笑顔で人と接すると、その相手に対して媚を売っているような感覚になり、嘘をついているような罪悪感が生じ、そんな自分が嫌になるので、

 あえて笑顔をつくらないことで自分の心を守ろうとするのだが、

 笑顔をしないと無愛想だということになり、もっと悪ければ「カッコつけている」とか「斜に構えている」とか言われてしまうので、

 そう言われるのを回避するために

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【『死体』執筆日記1】ホラーを描きたかったことを思い出した。

【『死体』執筆日記1】ホラーを描きたかったことを思い出した。

 こんにちは、山本清流です。

 次の作品は、ゾンビものだとか、SFパニックだとか、いろいろ仰々しいことを言ってしまいましたが、

 やっぱり、ふつうに、ホラーを描くことにしました。

 ちょっとメフィスト賞を狙いすぎてしまっていたかもしれません。

 自覚はなかったんですが、『死者の瞬き』から、『デスシアター・ホテル』、『眼球の点滅』、『ホクロ男』、そして『拷問投票』と、かなり奇抜な作品ばかり描

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