お客さんの満足度が上がらないワケ
こんにちは、スパイスハンド 小林です。飲食店が繁盛するかどうかに『満足度』が重要です。
満足できるレベルのお店だとリピーターが増えて、大きな売り上げをドカーンと手にできそうだ、と思ったことありませんか?
SNSやグルメサイトの口コミが、お客さんの満足度を測る指標のように感じることがありますが、ガチなあなたのお店ファンはそんな口コミを信じませんし、見向きもしないです。
自分が体験、経験したことに対し満足かどうかなんて、それらでは判断しようがないからですよ。
ただ、世の中には口コミ=満足度のように思っている人もいます。
そんな方にもお店に来てもらわないと、売上は立ちませんよね。でもね、そのお客さんが求めている満足度を上げようとすると、比べられてしまい、思うような満足にならないんですよ。
どうせなら、少し変わったお客さんの心をワシづかみにする方法、アイデア3つをまとめて紹介します。
採用するしないはあなたの自由…ですが、比べられたら価格競争になってしまうってことは頭に入れながら読み進めてください。
逆インセンティブ制度
逆インセンティブというのは、来店するたびにポイントや割引を受けられるのではなく、あえて逆のアプローチを取る方法です。
「え〜〜!そんなリスク高いよ!」
そんなことはありません。逆に人の心理としては、ゴリゴリに売り込まれると警戒して来店しません。
だからこの方法を使い逆手に取っていきます。一言で表現すると、来店回数が増えるごとに価格が少しずつ上がる制度のことです。
最初はビックリするかもしれませんが、メニューに載っていない料理や特別なサービスの体験をするので、価値を感じてもらうことができます。
プレミアムメンバーシップ
ポイントカードはポイントが貯まるごとに特典やサービスが受けられますが、そんなことはしません。
例えば、1ヶ月の間で3回以上来店したお客さんには、通常メニューにはない裏メニューや特別なサービスを提供します。
「山田さん、今日は特別に新しいデザートを食べて見てください!」といった、裏メニューでお客さんに対して特別感を出すことで、リピート客が増えていきます。
セルフサービス
お客さんが自分で料理を作るセルフサービスを取り入れることで、食事の楽しみ方をプラスにしていきます。
例えば、シラスと大葉のパスタに最後に載せるシラスを自分で盛れるようにする、とかです。
その際、チェーン店であるような置きっぱなしのセルフサービスではなく、ワゴンに載せて移動できるなど特別感が出るようにするのがコツですね。
でないと、バイトテロやモンスター客に遭遇して、頑張って大きくしたお店が一撃で潰されかねないので、その辺りには注意してください。
ライバル店が営業してない時間のサービス
多くの飲食店は決められた営業時間です。でもね。この時間こそライバル店との集客競争じゃないですか?周りを見渡してください。
同じ営業時間、同じようなメニュー、同じような価格帯のお店。内装費や広告費に大きく投資できる大企業が、この条件なら有利だと思いますよね。
私たちが飲食店経営を成功させるためには、ライバルと争わないようにしなければなりません。
この方法はもしかしたら、お店の賃貸条件、スタッフの確保などが難しいかもしれません。
それは大手企業も同じなんです。大手がやりたがらないからこそ、私たちに勝機があります。
他の飲食店がやってない時間をあえて狙いを定める方法です。深夜や早朝など、予想外の時間帯にイベントを開催してみましょう。
深夜や早朝の特別サービスの具体例
例えば、深夜のデザートビュッフェ。深夜1時から3時まで限定でデザートビュッフェを開催。
夜遅くに甘いものが食べたくなる人々にぴったりのサービスです。
他には早朝の朝食セット。朝4時から6時まで限定で、特別な朝食セットを提供。早朝に活動する人々や夜勤明けのお客さんに向けたサービスもいいですね。
いずれにしても、ライバル不在の時間にどんなことをお客さんが求めているのかを探し出すことが大事です。
まとめ
お客さんの満足度が上がらないワケは、常識を超えたユニークなアイデアが足りていないからです。
考えてみてください。他の飲食店もあなたのお店と同じようなメニュー、サービスを提供していると、少しでも予算をかけていたり、ボリュームがあったり…。
お客さんが想像していることを、さらに上をいってるお店の方が満足度が高くなりますよね。
我々は、大手企業やチェーン店のような資金力はありません。
その代わりに柔らかい頭を使ったアイデアを出すことができます。ここで解説したようにアイデアで勝負すれば、お客さんの常識をブチ壊して印象に残るお店になることができます。
できるかできないかを考えるよりも、まずは行動してみて調整していきましょう。その方が結果も早く出ますよ。