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【年間MVP】入社3年目でリーダーに挑戦!次はチームで全部の賞を総なめにしたい!

デジタルコミュニケーションカンパニー(デジタルを使った広告コミュニケーション事業を行う)スパイスボックスでは、若手からベテランまで、半期で最も活躍した社員を表彰するアワードを実施しています。

過去には、年間売上20億円の契約をまとめた社員や、先端テクノロジーを活用したイベント施策でクライアントから大きな評価を得た新人とベテランのコンビなど、さまざまな人がリーダーミーティングを経て選ばれ、受賞しています。

今回は、年間で最も印象的な活躍をした、社会人歴4年以下のメンバーに贈られる「ヤング・オブ・ザ・イヤー」と、年間で中長期的な経営インパクトを残す活躍と成長をした、個人またはチームに贈られる「年間MVP」のW受賞を達成した3年目プロデューサー・折笠真優に活躍の秘訣や今年度から新たに自身のチームを持つ上で意識していることをインタビューしました。


W受賞がもたらした重みと変化

——とあるクライアントでは取り扱いが10ブランドにまで拡大。自社サービスの積極的な活用。新サービスでの実績創出といったことが評価されましたが、まずはW受賞を聞いたときの感想を教えてください

「ヤング・オブ・ザ・イヤー」は次に獲りたいと狙っていた賞だったのですが、「年間MVP」は想定もしていなかったので本当に驚きました。同時に「やったー!」という気持ちよりも先に、頂いた賞と自分の実力とは乖離していると感じて「どうしよう……」という気持ちになりました。

——後日、受賞の理由や詳細を聞いても納得感は得られませんでしたか?

そうですね……。私の性格上、そもそも「これで満足!」と思うことがなく、ずっと何かを追いかけていたり、目的に向かって進むのが好きなんですよね。受賞のその先を見据えていなかった分、ゴールを1つ失ったような気持ちになったのかもしれません。

ただ、これからは「年間MVPの人」って見方になると思うので、賞が持つ価値に自身が追いつけるよう、怠けずにもっと向上させる気持ちにしてくれました。

スパイスボックスや自分に価値を感じてもらうために

——個人的にここ頑張ったな! という点はありますか?

クライアントと向き合うことです。依頼をいただけるまでただ受け身の状態で待つのではなく、もっと良い関係のパートナーになるための営業戦略を考えたり、クライアントに対して勉強会をしてみたり積極的に関わっていきました。

今後、どうしようか悩んでいるときに、スパイスボックスが社内メンバーに対して行った「営業研修」での内容が自身に刺さり、後押しがある状態で進行できたのは大きかったです。

——折笠さんの提案をクライアントが受け入れてくれた理由は何ですか?

1つは、すでに信頼関係があること。課題などを気軽に聞けたり、担当者が他ブランドに対して、スパイスボックスとの取り組みや成果を口コミで広げてくださったりしました。そしてもう1つはしっかりと結果が出ていること。ご一緒するようになってから2年間で、しっかりと結果につながる取り組みをできているからこそ、クライアント側でスパイスボックスを他ブランドに紹介する時間や、勉強会をセッティングしてくださいました。

——勉強会はどんなことをされているんですか?

全部で3部構成になっていて、定期的に行っています。
1部:SNSでのトレンドをシェア
SNS全体のトレンドの解説と、そのトレンドを各ブランドに置き換えるとどんなことができそうかまで伝えています。

2部:スパイスボックスが関わっている各ブランドでの実績紹介
ブランドAでの取り組みをご紹介。未実施のブランドBに置き換えるとこんな結果が出そうなど、施策のポイントと汎用性をお伝えします。

3部:スパイスボックスが担当する他クライアントの事例紹介
インフルエンサー施策でご一緒させていただく機会が多かったので、クライアントの参考になりそうな、施策として踏襲しやすいスパイスボックスの事例をピックアップして紹介しました。

前回は40名程度参加してくださり、新しいご相談もいただきました。お互いにとってメリットになる機会なので、継続して行いたいです。

——どのようなことを意識して行っていたのですか?

スパイスボックスが固有で持つ自社サービスに価値を感じてもらうことが重要だと考えています。美容領域に強い会社は他にもある中で、スパイスボックスにしかできないことは何かを考えると、やはり「トライブマーケティング(※)」の考えに共感してもらうことかなと。

(※)トライブマーケティング
スパイスボックスでは、生活者を大衆として一括りにするのではなく、SNS上のデータをもとに、多様な価値観を持つ種族・部族(=トライブ)として捉えたマーケテイングを行っています。

——折笠さんは「自分の価値」を大事に考えられていますが、今の「自分の価値」はどこにあると考えていますか?

クライアントに対しては、「クライアントのことをなんでも知っている人」という見え方をしているんじゃないかなと思います。新しいブランド担当者とお話する際も、他ブランドでの事例やナレッジを話せることは強みです。

会社に対しては、今後目指す姿の話になりますが、毎半期ごとに設定している中長期ビジョンを今年から「新しいことを率先するプロデューサー=折笠」に変えました。これまでは「〇〇といえば折笠」という余白のある目標を掲げていたのですが、インフルエンサー施策といえば折笠、美容ジャンルといえば折笠というが少しずつ浸透できたかなと思うので、新しい気づきを与えられるプロデューサーになるために、働き方や業務効率化、体系化する力、新サービスで実績創出などをどんどんできるよう意識して動き始めました!

——前回のインタビューでは「引き出し」が少ないことを問題視していました。

今でも増やしていきたいです。美容領域であれば、クライアントに対して提供できる情報も増えてきていますが、他ジャンルの引き出しは増やしていきたいです。あとは、年間でのマーケティング施策の提案や、競合プレゼンなど大きな施策や長い期間を有する際の引き出しも増やしたいです。

チームづくりで意識していること

——まずは、チームのメンバー構成について教えてください

主に私、深井、柘植の3人で動いていますが、都度、業務委託メンバー2名にも手伝ってもらっているので、合計5人のチームになります。マーケティング戦略や施策提案に関しては私が全て担当し、実際の進行に関しては深井が担い、インフルエンサーとの連絡業務や配送業務などに関しては柘植が行っています。

——チームを持つ上で意識していることはありますか?

メンバーがモチベーション高く働けるような環境をつくることです。モチベーションが低いと周囲の方にも気を遣わせてしまうし、生産性も低くなると思うので、チームオフサイト(※)を通して「どうしたらモチベーション高く働けるのか?」をメンバーと言語化して理解し合いました。

(※)チームオフサイト
通常の業務を離れて行う会議。チームによって内容はカスタマイズされますが、自分を形成した過去のエピソードや、周囲の人が知らない自分の一面、密かに抱いている野望など……いつもなら話さないようなテーマに皆で向き合うことでよりよいチームビルディングを目指します。

メンバー間での対話は必須です。ビジネスだけでの繋がりではなく、人として興味を持ちながら仕事に取り組めると、自分の利益よりも同じメンバーのためにがんばろうとか、困っているから助けたいって思いあえるチームになるのかなと。

また、対話を通して、メンバーがワークライフバランスを意識していることもわかりました。お子さんのお迎えがあって時短労働のメンバーもいたり、プライベートの時間を大切にしたいメンバーもいるので、限られた時間で結果を出したい気持ちは共通でした。

——全社会で、「他のチーム会にお邪魔させてください!」みたいな企画を呼びかけていましたよね

そうなんです! 私たちのチームは案件に携わるメンバー=チームメンバーという特殊なタイプなので、他のチームの方と関わる機会がなく、ナレッジの共有も行われにくいことが課題でした。まずは他のチームの方を知ることと、自分たちのことも知ってもらうためにいろいろなチーム会に参加したいと呼びかけました。私たちの自己紹介の時間を設けてくれるチームや、雑談をするチーム、交流会と題してランチを一緒にしたチームなどがありました。最終的には、各チーム会のどこがよかったかを、チームで話し合って自分たちのチームにも活かすようにしました。

——実際にチームをマネジメントしてみていかがですか?

私自身チームで動くことが好きというのもあり、楽しいです! 悩んだときは「私はこうしようと思うのですが、先輩だったらどうしますか?」と先輩に聞くようにしています。ただ、この期間リーダーを任されて、向いているかもと思えたので、今後はしっかりマネジメントスキルを身に着けたいです。

——向いていると感じた理由はありますか?

私、管理職研修でストレングスファインダーという診断を行ったら「復元力」が強いって出ました。復元力100%って出たのですが、寝たら忘れる力とかが強いみたいです。実際に寝たらすぐ忘れるからか、ネガティブになることも少ないです。メンバーにも「リーダーがネガティブだったらチームが暗くなるので、折笠さんはポジティブでいてください!」って言われました(笑)。

スパイスボックスで働いて感じたこと

——今のスパイスボックスはどう見ていますか?

メンバーがみんな常に「もっとよくしていけるじゃん!」という課題意識を持ち続けていて、更にしっかりとHRBP(※)などの組織をよくしようとするアクションをする人がいて、またそのアクションを応援する人もいる、というこの環境が好きです。

(※)HRBP(Human Resource Business Partner)
事業責任者のパートナーとして、事業領域の人と組織の課題解決に対してオーナーシップを持ち、事業の成長に資する組織の成長を促す役割。スパイスボックスでは、2023年度4月に新たに立ち上げ、メンバーを巻き込んだ様々な施策を行っています。

一方で、働き方の点では、あれもこれもと手を出した結果、稼働が逼迫しちゃうのはもったいないなと思うこともあります。ただ、裁量を持って働くことが好きな方も多いので、効率化重視で作業を細分化したり、体系化された業務を日々こなしたりすることはマッチしないんだろうなと。色々な領域の業務ができるようになりたい方が多いですよね。

——折笠さん自身は、10年後どんな働き方をしたいですか?

どんな場所に行っても、どんな案件を任されても、誰かに気づきを与えられたり、何かに挑戦し続ける姿勢を持っていたい気持ちはあるので、実現できる環境にいられればいいなと思います。他には、美容ジャンルのナレッジが私には蓄積されているので、いつか美容ジャンルに特化した事業部を立ち上げてみたいですね。

——どうしてスパイスボックスで働き続けているのかも聞きたいです

挑戦させてくれる環境だからです。リーダーをやりたいと言い続けたら、任せてもらえました。しっかり理由や想いを伝えれば、学びたい案件を任せてくれたり、学びたい先輩のもとにも付かせてくれたりと、挑戦する人を後押ししてくれる環境が素敵だなと思います。

社内アワードがもたらす効果や意味とは?

——次に狙っている賞はありますか?

次は個人ではなくチームで受賞したいので「チーム・オブ・ザ・イヤー」か、チームで「年間MVP」を獲りたいです! 全部の賞を私のチームで総なめすることも狙いたいです! 

受賞のための動き方をすることは本質的ではないし、受賞をゴールにして働いているわけではないですが、だからといって、念頭に置かないのもまた違うのかなと。会社の評価軸があると、自分自身が頑張る指標になりますし、どこまで頑張ったら評価されるかもわかりやすくなります。だから次のアワードでは、チームメンバーにも輝いてほしいです!