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多視座を手に入れて社会を生きていく

スぺカレ 8月27日


脱自分だけ発想

 自分だけ発想というと“自己中”という雰囲気として捉える人が多いかもしれないが、ここでは自己中も含め、自分の利益になれば後はなんでもいいという発想を指す。

 今さえ楽しければいい、自分がいい気分になれば遠くの誰かが悲しんでいても関係ないし、知ったことか。ほかの人の考えなんて知ったところで…?

といったような考え方をしている人はいないだろうか。
これは『今だけ、金だけ、自分だけ』の原発を勧めている人と変わらない発想である。

ゆえにこの発想は非常に危険である。
この発想では自分は幸せ(笑)になったとしても大切な人を幸せにすることができない。→(幸せの本当の意味を知らないから)

そのため、脱自分だけ発想を抜けなければいけない。
抜けるためには多視座を手に入れることが必要である。

多視座を手に入れることで、様々な人と協力関係を結べたり、イノベーションを起こしたりと、身の回りの人だけでなく今目の前に見えない人のことも幸せにすることができる。

多様な見方で物事を捉えるチカラ

多視座と字面のみで見るとなんだか難しいことのように感じるかもしれないが、簡単に申し上げると“多様な見方”ができるかどうかである。

ここで注意したいことは、自分の思いを押しつぶせと言っているのではない。
自分の思いを100%で考えるのではなく、ほかの人の考えや見方を貰い、見方を増やしていくということである。

自分だけの発想で仕事を進めようとするリーダーにだれもついていきたいとは思わないだろう。
つまりは自分や物事を客観視する力が必要なのである。

さまざまな見方で物事を捉えるとリスクマネジメントができ、トラブルに振り回されることが減るのである。

多視座を手に入れる方法

でもあの人の見方もなんか自己中…あの上司も結局は自分のため…と身の回りの人からもらうに値する考えがないそこのアナタ!

身の回りの人だけではなく、哲学者やアーティスト、釈迦やイエスなど人間について人生をかけて考えてきた人々の視座をもらうことがなんと一番スジがいいんです…!

しかし、スジがいいものだけ集めたい!と勉強のみをするのもなんとこの現代では難しい。
様々な人の視座を程よく手に入れることで、問題に直面した際に対応できるようになる。(イービルな人の視座を手に入れるのはほどほどに…)

友だちの相談事でも「歴史上の〇〇も似たようなことに悩んでたけど、結局はこうすればよかったんだよねー。
現代に当てはめてみれば、こう動いてみればいいんじゃない?」

↑このように歴史上の人物を見るチカラ、社会を見るチカラがあるだけでも状況がより鮮明に見え、的確なアドバイスができるようになるのである。

こんな上司についていきたい!と思ってもなかなかいないんですよねー…
悲しいこと極まりない…

本来の就職とは

ではなぜあんな上司になりたいなーと思う人がいないのか。

それは、今みなさんの上司が若手の時に上司になることを考えていなかったからです。

詳しく解説すると、就職する際に日本では①給料②休みの日数③ボーナスぐらいしか仕事に求めていない。
全てスペックで考えているのである。
部下も一人の人間としてみるのではなく、生産性として見る、数として見るようになってしまう。

そのため、仕事で人間力を高めることができない。
なんなら高めようとしていない。

よって素敵な上司になれないのである。

では本来の就職とは、仕事に対する姿勢とはどのようなものなのか。
本来は、自分自身の仕事を通して社会に影響を与えたいことがその会社でできるかどうかを見極め、入社する。

そしてプロジェクトに対して夢があるか、自分が関わってワクワクするか、人間として成長するか(豊かな人間になれるか)を考えていくことが本来の仕事への取り組みかたである。

しかし日本ではまずます、一人ひとりに「社会を自分の力でこうしたい!」がない。
そのため、似たり寄ったりな本屋で売っている“就活対策”に書いてあるようなことを100人中100人が言って入社している。

けっ!そんなんでは働いても働いても歯車止まりじゃ。
自分にしかできないことを見つけたり、これなら楽しい!みんなに貢献できている気がする(ドーパミン系以外)と感じられるものを見つける必要がある。

感想

多視座、就職、仕事に関してまとめました。
恐らく小学校のころから“自己中”なひとは嫌な人と考えられていたかもしれないが、今自分が自己中な生き方をしているとは誰も感じていないだろう。
自己中である自分を哀れんで、だからこそできることはなんだろうか、こんな自分にでもできることはあるのだろうかと模索し続ける力を持ってほしい。
とりあえず稼げているから…と逃げるのは物凄くダサい。
と声を大にして発信し続けることが、私にできる小さな社会への貢献であると信じています。



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