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弊社の選考に進まれる学生の保護者様に伝えたいこと Vo8.

株式会社スタンディングポイントの代表取締役である私が弊社の選考に進まれる学生の保護者様に伝えたいことを長文ですが、想いを載せて綴らせていただきました。


生い立ち

私の生まれは静岡県の浜松市。製造業を営む両親の元で生まれました。
高校卒業後、大学へ進学し、社会人として経験を積んだ後、祖父と父が創業した家業を継ぐ予定でした。

しかし、バブル崩壊を受けて家業は廃業。
継承する選択肢を無くしました。

そんな時、父親から「自分の好きな道を歩みさない」と言われ、興味関心の高いアパレル分野で将来仕事をしたいと考えるようになり、できる限り費用の負担が少ない特待生制度のある名古屋市内にある服飾専門学校へ進学する事を決意しました。

勤労学生

学生時代はファッションのデザインやパターン等を学び、ファッションショーの舞台にも自ら立ちました。

学費や食費を稼ぐため、学校が終わると課題に直ぐに取り掛かり、夜は1時、2時まで夜のお店から注文を受けたお弁当を配達するアルバイトの毎日でした。

服飾の専門学校の課題は生地を買ってきて縫製する課題が中心。
生地代に消えてしまい、食事は白飯とふりかけor卵or100円ショップのカレールゥで過ごす事は日常でした。
受注製造のお弁当屋さんでしたので、売れ残りは殆ど出なかったですが、注文間違いで余ったお弁当をいただける事が時折あり、美味しかった記憶が今でもありますが、勤労学生という二足の草鞋を履いているような感覚は当時は苦しかったですが、今でこそ、刺激のある学生生活だったと感謝しています。

ニートになる

そんな私ですが、専門学校の卒業間近まで就職できずにいました。

就職氷河期。アパレル業界も冷え込んでいましたが、アパレルの販売スタッフとしてストリートブランドを扱う企業へアポ無しで飛び込み、内定をいただくことができました。

なんとか入社できたものの、半年後に身体を壊してしまい、入院&手術。
術後の出血も止まらず、熱も収まらず、復帰は遅れ、声が出なくなったため、事実上の解雇となりました。

卒業後、1年も経たずして、職を失い、所謂ニートになりました。

一度目の起業

何とも言えない心境でしたが、地元の浜松市に避難(帰省)しました。

地元のセレクトショップに就職、その傍ら、親友と夢を語りながら、オリジナルブランドの立ち上げを企画、なけなしのお金を集め、アパレルの製造販売をスタートしました。

しかし、世の中、そんなにうまくいくものではありませんでした。苦く痛みを伴う「廃業」を経験しました。

この「廃業」を経験できたことが今の「絶対に潰さない!!」という強い気概に影響していると思います。

諦められない起業

それでも私は祖父や父の背中を見て育ったせいか、「いつか会社を経営する」という夢を諦めない事を決めて就職活動を開始しました。

グループ会社に就職、工務店様や不動産様をクライアントとした法人営業を経験させていただきました。

開花したのは、社内の顧客感動創造プログラムの講師(今でも恩師)から学んだことを実践し続けた結果、新規開拓のトップセールスを達成、翌年23歳の時、新規事業の立ち上げを任せていただくこととなりました。

この時、リユース事業を選択、その後、多店舗展開を推進、2006年4月に分社化、現在に至っております。

大学を卒業する娘の父親

そんな私ですが、現在、社会人2年の娘がおります。

無事に内定をいただき、晴れて社会人一年生になるのですが、就職活動中の娘の親としては、どんな仕事でも娘がやりたい仕事であれば応援したいと思い、甘やかしながら??できる事はサポートしてきたつもりです。

かけがえのない、とても可愛い娘ですから、親元を離れることに寂しさを感じたものですが、私の未来ではないよね、子離れできない親で本当に娘にとって応援になっているのか、、、なんて思いながら、結局、自分が望む会社で望む仕事をイキイキとして欲しいと願うようになりました。

就活をする学生の親御様の気持ちを理解

私も就活をする子の保護者としての立場を経験できました。

就活中に陰ながら気になることは多々ありましたが、自分自身が感じた事や自社を俯瞰して見ることが出来た良い機会だったと思います。

弊社(株式会社スタンディングポイント)は2024年8月8日に創業23年を迎える企業です。

23周年と聞くと意外と長く感じるかと思いますが、大手企業と比べれば規模や社員数、その他諸々、見劣りする部分は多々あります。

保護者様においては安心頂ける材料は少ないことは重々承知しています。

もし、弊社に興味をお持ちのご家族がいらっしゃるとしたら、背中を押してあげたい反面、心配な気持ちもあろうかと思います。

少しでもご不安な要素を払拭できれば幸い

大企業ではない中小零細企業の経営者ですが、私が自信を持って言えることがあります。

それは、ご家族を不幸にする会社ではないということ。
当たり前のことを当たり前に宣言しておきたいのです。

私は自分の家族や娘に紹介したくなる素晴らしい仲間のいる会社だと思って経営しています。

弊社の資本金は1000万円。

主要取引銀行は、ご存知ではない方もいらっしゃると思いますが、きらぼし銀行、静岡銀行、商工中金という金融機関です。

創業してから今日まで、特損(固定資産の除却)による赤字決算の経験もございます。

しかし、本業の儲けを示す営業赤字は初年度のみ。

万全とは言えなくとも健全な経営状態にあります。

コロナ禍においても前期は過去2番目の決算で終えることができました。

現在、DX化の推進、オンライン型サービスへの投資など、時代の変化をキャッチアップし、常に先見性を持って着実に成長していきます。

決算数字は官報にて開示させていただいておりますが、キャッシュ化できる資産>金融機関からの借り入れという財務状況ですから、いわゆる実質無借金経営に近い状態であることはご確認いただけます。

平均年齢29歳、平均年収560万円。

これも、小売業においては大手に引けをとらない待遇です。

昨年度、社員教育クラウドサービス『TEICHAKU』もリリースさせていただきました。

毎月コンスタントにキャッシュインする所謂「ストック型ビジネスモデル」です。アカウント数を着実に増やしており、今年に入り、黒字化を達成しました。

また、HPの会社概要ページにも記載させていただいておりますが、株主であるグループ会社(アイジーコンサルティング)の創業は明治32年。

経済産業省主催の「おもてなし経営企業選28社」であり、社会に必要とされる老舗企業の100%子会社ですので、経営に関するリスクも低い会社です。
取るに足らぬ情報も上記に記載させていただいているとは思いますが、少しでもご不安を払拭できたのであればと思います。

私は親や世間が望むような「大手企業」に就職したことはありません。しかし、転職者の中には大手企業に入社したものの「労働者」としての働き方を強いられていたメンバーも大勢います。

やりたいことを具現化する「知識労働者」としての働き方とは異なり、自分自身の成長が会社の成長につながっている実感を得られない。

結果、退職の道を選択して、弊社に入社してくる仲間もいます。

大手企業は雇用や給与など守られているかもしれません。しかし、私自身、自分自身の力を持って最大限に社会に貢献している、そんな実感を感じられる権限移譲の進んだ中小零細企業への就職を20代の若者には勧めたいという気持ちは変わりません。

私は高校生の時、家業を継ぐ選択肢を失いましたが、だからこそ、今の自分は存在すると思います。

親から授かったこの人生は一度きり。

どんな仕事に就いても正直、変わらない条件です。

だからこそ、自分の人生をあきらめてはいけないと思っています。

人生は決断の連続。

「自分で選んだ道」を着実に前を向いて「自分の力」で歩んでいく。

その姿こそ、「最高の親孝行」ではないでしょうか。

弊社にご応募いただける方に無理に入社していただこうとは思っておりませんが、お子様が弊社に興味を示されているのであれば、お子様の人生の一節、望むならば最終節まで一緒にお仕事ができればと思っております。

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