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マーケティングの「セグメンテーション」って Vol.16

今春は苦しい立ち上がりとなっているアパレルメーカー各社。
私自身、マーケティングについて改めて勉強し直している最中ですが、学び直した視点から、アパレル市場を例にマーケティングのセグメンテーションについて考えてみました。

そもそも論、マーケティングとは??

「マーケティングとは?」と講師から質問された時、何となく把握して、何となく理解してきたつもりだったことに気づかされました。

マーケティングの定義は様々ですが、簡単に引用してみました。

マーケティングは、販売よりもはるかに大きな活動である。
それは専門家されるべき活動ではなく、全事業にかかわる活動である。
「現代の経営」 P.F.ドラッカー
顧客に向けて価値を創造し,伝達し,届けるための,そして組織とそのステーク・ホルダー(利害関係者)に対してベネフィット(利益)を与えるやり方で顧客との関係を管理するための組織的機能および一連の過程
American Marketing Association(AMA)

何だか難しく感じてしまいます。

学び直して、創業21周年の会社を経営してきた私の解釈はシンプルになりました。

マーケティングとは

「喜んで貰いたい人に○○と言えば△△と第一に想起してもらえる存在になって、付き合い続けてもらうために企業全体で取り組む活動」

に再定義できました。

自己満足かもしれませんが、なんだか、スっと腑に落ちました。

STP理論

フィリップ・コトラー氏はマーケティングの定義を「ニーズに応えて利益を上げること」だと定義しています。

ターゲット像を絞り、明確になったターゲットを満足させるサービスや製品などの価値を生み出し、それを顧客に届けることによって利益を得るというもの。

STP理論

コトラー氏が提唱したマーケティング理論の一つ。

Segmentation、Targeting、Positioningの3語の頭文字からとられました。

利益を上げるために市場のセグメント化(Segmentation)を行い、そこからターゲットとなる層を絞り込むことによってTargetingをし、競争戦略における優位性を確立することによってPositioningすることが重要であるという考え方です。

なんだか頭の悪い私は理解ができないので、わかりやすく学びながら再定義してみました。

STP理論

なんとなく伝わりやすくなりませんか?

では、アパレル市場におけるニーズを考えてみたいと思います。

アパレル市場におけるセグメンテーション

アパレル市場におけるセグメンテーションについて考えました。

どんなお客様がいるのかな?

「同質のニーズ」をグルーピングする前にニーズを書き出してみました。

☑トレンドなアイテムが欲しい
☑気温が上がった(下がった)から欲しい
☑●色の洋服が欲しい
☑友達とお揃いの洋服が欲しい
☑自分だけの1点モノが欲しい
☑自慢できるモノが欲しい
☑あんまり買わないから長く着れるモノが欲しい
☑痩せた(太った)からサイズに合うものが欲しい
☑彼や彼女の好みに合わせたい
☑仕事が変わったからスーツを購入したい
☑クローゼットや棚に洋服やスニーカーを並べて眺めたい
☑プレゼントしたい
☑買い逃したモノを探している
etc・・・

こんな風に市場にどんなお客様がいるのか書き出し、同質のグループに分けていくのかなと思います。

いくつか集約されそうですね。

どのグループに属する人に対して商品やサービスを提供するのか??

これが「セグメンテーション」なんだと私は理解しました。

ちなみに、列記し始めると、、、終わりが見えないぐらい出るもの。

でも、自分が列記するようなお客様が「少数派だったとしても決して少数とは限らない。結構、いるよ。」とプロ中のプロ、マーケッターである講師からの学びで気付きました。

自分の思考って、自分が思うよりもニッチじゃないんですよね。

次回はアパレル市場におけるターゲティングについて記載してみます。

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