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「自分がプログラミングを学んでもっと事業開発スピードを上げたい」 l スパルタコーディングクラブ l 卒業生レビュー

はじめに

1期生としてスパルタコーディングクラブを受講され、この度見事コンテストでも入賞されたyuu916様の受講レビューを共有いたします。
実務でも活用できる「プログラミング」、エンジニアではないyuu916さんがプログラミング学習を選んだ理由、そして業務で活用している方法とは?

IT業界に勤めている方や、Webに関わる仕事をされている方必見の充実した内容となっています。

【振り返り】IT新事業開発担当者がスパルタコーディングクラブでプログラミングを学んでみた

このnoteでも記事投稿をしていましたが、韓国発のプログラミングスクール「スパルタコーディングクラブ」の8週間のカリキュラムを受講しましたので、今日はカリキュラムを終了してみての振り返りをしてみたいと思います。

なぜ、スパルタコーディングクラブを受講したか

私は大学時代にコンピュータサイエンスを専攻していたものの、社会人になってからはエンジニアではなく、プリセールス、営業、新事業開発として業務経験を約15年積んできました。しかし、特に新事業開発に従事するようになってからはプロダクトを0→1で立ち上げるフェーズにおいては「フロント画面のmockやデモプロダクトぐらいは自分で作れたら、もっと早く事業開発サイクルを回せるのに」と常々思っていました。
そこでプログラミングスクールのWebサイトをいくつかみて比較していたのですが、下記条件にピッタリはまるカリキュラムが中々見つかりませんでした。

<探していた条件>

  • 費用感がお手頃であり、50万円を超える高額でないもの

  • HTML, CSS, Javacript(フロント開発言語)および Pythonが学べる

  • Web開発フレームワークが学べDB連携したアプリ開発が学べる

  • 実務に即したGitHubの利用方法が学べる

そんな時にWebで見つけたのが、「スパルタコーディングクラブ」でした。あまり聞いたことがない名前だったのですが、調べてみると韓国発のスタートアップが運営するプログラミングスクールでカナダなどの海外でも展開しており、かなり実績が豊富であり、韓国では多くの受講生がエンジニア転職を実現しているスクールであることが分かりました。

馴染みが無いから不安という方もいると思いますが、事業スピードの展開が早い海外のスタートアップが作ったカリキュラムであれば私が期待していた「自分がプログラミングを学んでもっと事業開発スピードを上げたい」という点にマッチすると思いましたし、授業の方式がリアルタイムに毎週1回5時間集中してレッスンを受け、残りの期間、各自課題に取り組むというスタイルも「強制的に時間を確保して、退路を立てる」ので自分にマッチすると思いました。また、プログラミングを他のサービスで自習形式で学ぶのと、こういったスクールに入ることの違いは、その場でチューターにQ&Aできること、実際のWebアプリ制作まで実施できることです。結局、各カリキュラムのパートを終えただけではなんとなく受講の進行に沿ってできた気になるだけで終わってしまうこともあると思いますが、実際にアウトプットを出すことで習熟度は圧倒的に違ってくると思います。

これらの理由から、受講してみることにしたというのが経緯です。

実際に受講してみて良かったこと

3点上げたいと思います。

1点目は、「リアルタイム授業なので、強制的にやるしかない状況に追い込んでくれること」です。おそらくプログラミングスクールを受講される方としては、社会人の方が多いのではないでしょうか。そうなると、「今日は疲れた」、「明日やろう」といったように楽な方に流れてしまうのが普通だと思います。
でも、毎週1回5時間は絶対にやるという環境になるので、必ず時間を確保して参加し、その時間は確実にプログラミング学習に集中することができました。また、疲れていても実際にカリキュラムを通して新しいことを学ぶと興味が湧くので、継続するモチベーションも維持できました。

2点目は、「実際のWebアプリ開発のトレンドを踏まえたカリキュラムであったこと」です。プログラミングスクールを探してみると、PHPやRubyなどを扱っているコースも多く見かけます。それが悪いとは私は思わないのですが、業務でグローバルなメンバーと仕事をするとPythonでアプリ部分は開発していることが多いです。
仕事は日本でするから関係ないと思う方もいらっしゃると思いますが、グローバルに広く使われている言語やフレームワークなどであれば、それだけ利用者が多いので豊富なライブラリがあったり、開発でバグなどで詰まったときに調べると多くの情報が見つかるという良い面があります。つまり、開発効率が良くなります。
実際に自分でWebアプリ制作に取り組んで、バグで詰まることもありましたが、stackoverflowであったり、クラウドサービス事業者などが提供するAPIを使う際にもサンプルコードがPythonベースで乗っていたりと、メリットを多く感じることがありました。

3点目は、「フロントからバックエンドまで、基礎部分を網羅的に把握できたこと」です。まだまだエンジニアとしてご飯を食べていくようなレベルではありませんが、フロントからバックエンドへの連携の仕方だったり、役割分担だったりといったことが実際にコードを書くことでしっかり理解できました。これにより、エンジニアと新機能開発の議論をする際に、どういうアーキテクチャが良さそうか、どの辺が作業負担が大きくなりそうか、この機能実装はどのメンバーじゃないとできなさそうかということが理解できるようになったので、開発アイテムの優先順位決めやスケジュール立案に大きく役立てることができています。

オリジナルWebサイト制作を通して感じたこと

8週間のカリキュラムのうち、第1回〜5回は各技術を学びます。下記が第1回〜第5回の実際の受講内容(第1期時点)です。上述した通り、非常に網羅的なカリキュラムでした。

  • 1週目: HTML、CSS(Bootstrap含む)

  • 2週目: Javascript、 jQuery、API

  • 3週目: Python、クローリング

  • 4週目: Python、MongoDB

  • 5週目: ミニプロジェクト、Flask

そして、これを学んだあとに第5〜8週でオリジナルWeb制作を実施します。
私はクラウド型カメラサービスのAPIを利用して、カメラのデバイス管理や映像確認ができるWebアプリ開発に取り組みました。クラウドサービス事業者が提携しているAPI仕様を確認しながら、どの部分をフロント言語(HTML, CSS, Javascript)で開発し、どの部分をバックエンドアプリとしてPythonで開発すべきかを自ら決めながら、作成しました。

Webサイト制作期間中に作成したサイト

つまり、このオリジナルWeb制作を通して、「こんな技術があるのか」というただの知識習得で終わらせずに「なるほど、こういう部分はフロントで開発するのか」、「外部サービスとの連携はバックエンドで実装して、自らのAPIでフロントにデータを渡してフロントはUIだけに専念した方がコードの可読性が上がるし、フレームワークに沿ってるから効率的なのか」と言ったことを実感できました。
これが、オリジナルWeb制作の最大のメリットだと思います。「わかる」と「できる」には大きな差があると言いますが、まさにその通りだなと実感しました。

受講前と後で何が変わったか

簡単なアプリなら自分で作れるようになったため、Webサービス開発の解像度が大きく上がりました。具体的な例を3つほど記載します。

  • 自分自身で外部サービスのAPI仕様を確認して理解することができ、エンジニアにも正確に依頼することができるようになりました。また、開発ボリュームや難易度について自分も理解しながらエンジニアと会話することができるので、開発の優先順位を正しく決めることに役立っています。

  • エンジニアが忙しくて頼みづらいときに、ちょっとした作業であれば自分でコードを書いて解決できるようになり、事業開発の効率を上げることができました。

  • お客様への説明の際にも、多少の技術的な内容も正確に理解した上で説明できるので、エンジニア同席が減り、彼らが開発に当てられる時間を最大化することもできますし、お客様に自社サービス仕様を理解していただき、すぐに使い始めていただけるようになったと感じます。

また、最後はおまけ程度ですが、「プログラミングの基礎を学習したことで、更にもっと学びたい」と技術的なことにより関心が増し、継続して学習するモチベーションになっています。

どんな人におすすめしたいか

様々な人がいると思いますのでパターンを分けて記載します。

  • プログラミングを学ぶことで自身の業務効率化を図りたい人

    • SIerやWeb制作会社などで働いている方で、営業やプロジェクトマネージャー、ディレクターなどに従事している方が、正しい技術知識を得ることで仕事の解像度を上げ、エンジニアと効率的に仕事を進められるようになりたい。こちらのパターンが一番マッチすると思います。

  • 副業でプログラミングで稼ぎたい人

    • 副業にはエンジニアとして働いている方しかできないような高度なものから、全くわからない人の代わりに作業を代替してあげるような簡易なものまで幅広くあります。

    • スパルタコーディングクラブのカリキュラムを終えれば、HTML/CSSを書くとか、ちょっとしたクローリングのコードをPythonで書くといったことはできるようになります。

  • エンジニアに転職したい

    • 正直に申し上げて、全くIT知識や業務経験がない方が、このカリキュラムだけでエンジニアになるというレベルまでは行けないと思いますが、逆に最初からそこまで目指すのはかなり難易度が高いと思います。

    • まずはエントリーレベルとしてスパルタコーディングクラブのカリキュラムをこなし、問題なくついていける、または、プログラミングが楽しいと思えるか、といったことを見極めた上で、問題なく継続できるようであれば更に難易度が高いカリキュラムなどに挑戦するのが、費用的にも時間的にもリスクを抑えられると思います。

もし興味を持った方がいらっしゃいましたら、第3期生にぜひ応募してみてください!!!

あとがき

いかがだったでしょうか?

エンジニアと関わる機会が多かったり、Webサービスのプロジェクトに携わっている方の場合、プログラミングを知る前と後ではこんなにも大きな違いがあるんですね。

プログラミングを学ぶことで業務効率も上がり、副業や転職の機会を得ることもできます。

業務で活かすもよし、転職のためのステップにするもよし、Webサイト制作を趣味にするもよし、できることの幅が広がるプログラミング。
あなたも身につけてみませんか?

少しでも興味がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。


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