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Bodø/Glimt ZONE3 Attack Play Idea

今回は、モウリーニョローマを撃破した ボデ/グリムトのZone3 Attack Play Ideaについてです。監督はKjetil Knutsen(ヒェティル・クヌートセン)です。
1ー6でボデ/グリムトがローマを撃破した試合のシーンの動画です。


ZONE3 の 連動

フォーメーションは1-4-3-3です。相手は1-4-4-2です。
右wideでボールを持った時の連動に注目します。
・wideの選手に相手のSBがアプローチきます。
ここでIHの選手は相手のSBの裏へランニングをします。
◉スペースでボールを受けるため ◉中央のスペースを空ける
があると思います。生まれたスペースは↓図で青の楕円です。

スクリーンショット 0003-12-04 11.47.22

青のスペースが生まれるのは、IHのランニングに対して相手のVOがマークしたので中央のスペースが空きました。

生まれたスペースを活用します。
・ボールホルダーはカットインで中央のスペースにドリブルします。(IHのランニングを囮に利用)
・wideにパスしたSBはIHが元いたスペースにランニングします。(余談:ボール状況を見てサポートとタイミングを選んでいるのが素晴らしいです。)
→ここに対して相手のSHは遅れながらもしっかりついていっています。
・もう一つの青のスペースにはFWが降りてきます。相手のVOーVO間のスペースです。
→ここ広がったタイミングでしっかり降りてくるのポイントだと思います。

スクリーンショット 0003-12-04 11.55.31

このように一つのランニングを起点にできたスペースを連動して活用してます。

その結果、動画のシーンで最終的にフリーになるのは、アンカーの選手です。
点を取った選手です。

スクリーンショット 0003-12-04 12.05.10

相手のVOはFWとVOの2人をマークすることになってしまいます。
そのためスライドが遅れ、アンカーへのアプローチが遅れてしまいます。
その後手のアプローチを利用されワンツーでやられました。(FWのプレスバックが甘いのも要因です。)

この試合は、以上の説明に似た動きや別の局面でも味方同士が連動したシーンが数多く見ることができました。
この連動は選手が即興でピッチで行っているのではないです。
今までの定石の積み重ね、チームとしての落とし込みなど背景が必ずあるシーンです。
以後もそのようなシーンを紹介して行きます。

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